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少年犯罪の凶悪化は嘘、昔のほうが酷かった! 中学生の連続爆破、小学生同士の殺人も

 さらに衝撃的と言えるのが、未成年によるハイジャック事件も複数存在することだ。

・北海道へ向かう羽田発の全日空機がハイジャックされた。機長は犯人を説得しながら羽田にUターン。警官が突入し、確保した。犯人は高校2年生(17)。「どこか遠くへ行きたいと北海道を選んだ」とハイジャックを思いついたという。

・羽田発那覇行の日航機・ボーイング747SRが学生風の男にハイジャックされた。那覇空港に着陸後、機内に立てこもった。男は5500万ドル、日本円2億円(計167億円)、パラシュート15個、ロープなどを要求。逮捕されたのは18歳の少年で、海外に移住し、鉱物、エネルギー、生態学などの研究に没頭したいという目的だった。

 また、現代は性の情報が氾濫し、ゆえに性犯罪が悪化しているというのもよく聞く話である。しかし、70年代にそうした事案がなかったかというと、やはりそんなことはない。

・沖縄県の離島の診療所で、女医(53)が血まみれで殺されているのが発見された。この事件で中学3年生の少年(15)が逮捕。少年は、事件発覚前夜に女医のもとを訪ね、「用事があるので中に入れてほしい」と上がり込むと、いきなり女医の顔を殴りつけ、失神状態になったところを乱暴、首を絞めて殺した。

・福島県の小学2年生の少女(8)が下校途中行方不明になり、捜索したところ、ヤブのなかで絞殺体として発見された。暴行の形跡があった。逮捕されたのは同校小学6年生の少年(12)。「いたずらしようとしたところ、抵抗されたので殺した」と自供した。

・鹿児島県で、小学2年生の少女(8)が、自宅近くで乱暴され殺害された。逮捕された予備校生(19)は、下校途中の少女を尾行し、人気のない山道にさしかかったとき、後ろから手で口をふさぎ、首を絞めて失神させたという。その後、雑木林内に引き込み、持っていた注射器で腕の静脈に空気を注入し乱暴した。もがく少女の下着をナイフで切り刻み、ブラウスの襟で絞殺した。供述では「小さいころ、空気を静脈にうつと死ぬと聞いていたのでうってみた」。

 70年代は暴走族による抗争が活発化した時代であることも忘れてはならない。神奈川県内の東名高速サービスエリア駐車場で暴走族らが乱闘。日本刀、木刀、鉄パイプ、自動車のチェーンなどが武器として使われ、乱闘は総勢200人にのぼった。同じく、神奈川県で、暴走族の「東京連合」と「神奈川レーシング連盟」が衝突し、両グループの600人が、ヌンチャクや角材などで殴り合ったり、投石したり、乗用車をひっくり返して火をつけるなど、約1時間にわたって暴れるという事件もあった。「東京連合」は暴走族「ブラックエンペラー」などが加入するグループ。暴走族の対立抗争では最大規模である。

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