もう、ここまできたらみのを信じよう。少なくとも、護憲派で集団的自衛権にも秘密保護法にも反対! それをここまで明確に表明してくれるキャスターは、今の日本にはほとんどいないのだ。加えてみのは以前から一貫して原発再稼働に反対している(そのため次男の事件も原発推進派の陰謀説が取りざたされたほどだ)。多少の態度の尊大さや言動のウザさには目をつぶって、みのの思いを支持すべきだろう。
みのは『敗者の報道』発売のために開いた記者会見で「今の報道番組は大変、品格のある番組になっていますが、つまらない、冒険心がないと感じます。もう少しハラハラするような報道の運び方をしてくれないかなと」と現在の報道番組に対する批判とも思える言葉を口にしている。さらに、復帰についても聞かれ「報道番組をやりたい」と意欲を示した。
そして、『報道ステーション』(テレビ朝日系)の後釜を狙っているという噂もささやかれ、前回、紹介したように「アサ芸プラス」の連載では「どうも、来年3月の第3週から『報道ステーション』の司会を古舘くんに代わってやらせていただくことになりました、みのもんたでございます」などというギャグもとばしているほどだ。
「報ステ」後釜はともかくとして、ここはいっそ、みのに新しい報道番組をやってもらったらどうだろう。反権力、護憲、反原発をみの節で語る報道番組……。いや、護憲リベラルのイメージが悪くなるから、それはやっぱりやめてもらったほうがいいか。
(伊勢崎馨)
最終更新:2017.12.09 04:55