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自衛隊エリートパイロットがUFO体験を告白! UFOは原発を守っている?

 まだある。1979年10月28日、宮崎県新田原基地の佐々木淳三佐(当時)が、別府湾上空付近で、飛行する閃光を目撃した。レーダーからもこの物体の報告を受け、当初は民間の飛行機かと思っていた。しかし、さらに旋回を続けても、その光る物体は、編隊との距離を変えないままついてくる。そこで、佐々木三佐は自身の戦闘機を急上昇させる。

「すると恐ろしいことに、なんと、その光る物体は、まだ同じ位置にいたのです」

 同書にはこのように、空自パイロットたちの興味深い数々の目撃談か目白押しのだ。 

「私が信頼を寄せている、何千時間も飛行経験のあるベテランパイロットたちが遭遇したUFO体験を忠実に記しています」
「多くのパイロットたちが、正体不明の飛行物体に遭遇しているからです。そのうちの数%は科学では解明できない現象なのです」

 なるほど、そんな人たちの証言だから信憑性はあると信じたいが、しかし、本書を読み進めていくうちにちょっとずつ違和感が……。というのも、当初期待したような科学的検証、パイロットならではの分析がほとんどないからだ。

 ところが、著者は「『UFO』とはあくまでも『未確認飛行物体』のことであり、(略)興味本位のものと捉えてはならない」としつつ、こう断定する。

「彼らの話を総合し、かつ私自信(本書ママ)の経験に照らし合わせてみると、『UFOは確実に存在する』と、自信を持って断言できます」
「地球外生命の存在を確信しました」

 そして、次第に話は怪しい方向に。その最たる例がUFOと原発との関係だ。著者は言う。「UFOの目撃情報は、原子力発電所の近くである事が多い」と。

 ある元空将は石川県の小松基地から日本海へ飛行中、「原子炉」のような形をしたUFOを目撃したという。著者はこの場所と時期に相関関係があると考えているらしい。当時は福井県の美浜原発1〜3号機が原子炉の運転を開始した直後だった。またその30年後、美浜原発で水蒸気事故が起こったことを指摘しながら、著者はこんな推測を披露する。

「やはりUFOと地球外生命は、原子炉の安全を監視に来たのでしょうか」

 また原発だけでなく、人類が原子爆弾を開発してからの10数年間に、UFOが多く目撃されたことで、人類が間違えた行動を起こさないように、地球外生命が警告しているとの説を紹介しつつ、著者はそれに賛同する。

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