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嵐ヲタはジャニヲタのなかで特権階級? 人気者ゆえ嵐ヲタの贅沢な悩み

デビュー15周年を迎えた嵐。その人気を支えるファンにとっては、悩みも幸せ?


 11月3日にデビュー15周年を迎えたアイドルグループ・嵐。今年9月20日・21日には、15年前にデビュー会見を行った思い出の地・ハワイで記念コンサートが行われ、日本からは1万3000人ほどのファンが駆け付けたという。ハワイ公演は、ファンクラブを通じた公式ツアーが組まれ、チケット代を含んだ参加費用は20万円後半〜50万円台とかなりの高額。それでもハワイでは日本人があふれていたというのだから、嵐ファンの行動力・経済力には脱帽だ。

 幅広い年代に支持されているとはいえ、嵐ファンは簡単に50万円も払えるだけの経済的な余裕、簡単に3〜4日間日本を離れられるほどの時間的な余裕があるのかという疑問が残る。

 それを晴らしてくれるのが、『嵐ファンあるある』(火月にのみ、夢見月桃子・著、田巻玲未・絵/TOブックス)。そこには、「コンサートの日程が発表された瞬間から、日程調整と資金繰りは始まる」という“回答”が書かれている。同行予定のファン仲間とともに、会社は休めるか、家を開けられるのかを相談。ときにはもやしと素麺で食費を浮かせ、資金を調達することもあるのだ。

「コンサートに落選すると、ファンクラブ会費が恨めしくなる」というのもあるある。現在、嵐のファンクラブ名義は100万口を超えているともウワサされている。同名義での複数加入は禁止されているため、親やきょうだい、配偶者の名義を借りて、5〜10口の名義を持っている人も多い。初年度で5,000円、2年目以降でも4,000円の会費がかかるため、複数名義を持っていると出費は増える一方。そこまでしても、チケットがまったく取れないというのはザラ。そうすると、「なんのためのファンクラブだ!」と怒りたくなるのも自然なことだろう。

 とはいえ、ジャニーズファンの中でも嵐ファンが恵まれていることは、チケット料金が後払いになったこと。以前は申し込みとともに入金する先払い制だったので、当たるのかわからないまま数十万円を振り込み、返金の際に手数料を取られるだけの人も多かった。嵐人気によってこの制度が問題視されたため、前払い制になったことだけが、ファンにとって救いだっただろう。

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