小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

百田尚樹がたかじん未亡人の代弁者になって娘を罵倒! その理由は?

 また、たかじんが芸能活動の拠点としていた事務所「P.I.S」は、この娘とたかじんの元マネージャーKが役員に名前を連ねていたのだが、未亡人はこの事務所についても「次の社長は私」と通達し、2人を追い出しにかかったという。そして、2人がそれに応じないと、新会社「Office TAKAJIN」を設立。たかじんの遺言状をたてにして、テレビ局に振込先を変更させ、この会社にたかじんの名前を番組に使う看板料を入金させるようになったという。

 この問題を報じた「女性自身」(光文社)9月3日号は、こんな証言を掲載している。

「番組がたかじんさんの名前を使う際には、看板料が発生しています。年間約1億5千万円で、これらはすべて妻のA子さんが社長を務める会社に振り込まれています」
「たかじんさんはマネージャーに『俺が死んだら冠番組は全部終わらせてほしい。事務所は好きなようにしろ』と言ったそうです。12月末には遺産配分に触れたエンディングノートの存在も明かし、長女についても金を渡すと明言していたそうです。しかし遺言はA子さん(未亡人のこと)の総取りのような内容。彼女が結婚したのは死のわずか3カ月前。なぜこれほど一方的な遺言になるのでしょう」

 今回の百田尚樹の『殉愛』は、こうした報道、告発に対する未亡人サイドからの逆襲という役割をになっているのである。実際、同書を読むと、一連の週刊誌報道がすべて「捏造」「真っ赤な嘘」であり、彼女が「遺産目当てなどではなく」、「たかじんの思いを大切にしようとしているだけ」「たかじんの遺志を守ろうとしただけ」。そういう主張がひたすら繰り返されている。

 いや、それだけではない。全編に未亡人と対立する元マネージャーのK、そして娘のHへの批判、誹謗中傷がちりばめられているのだ。たとえば、娘についてはこんなふうに記されている。

「たかじんの携帯に娘から『なんや食道ガンかいな。自業自得やな』という内容のメールがあった。それを見た彼は激怒して、『親子の縁を切る!』と言った」
「(退院した楽しいムードは)たかじんの携帯に届いた一本のメールで壊れた。娘からだった。退院を祝うものではなく、『なんかわけのわからん韓国女に世話してもらっているらしいな。いざとなったら、私も出ることに出るよ』(略)たかじんはそのメールを見て、あらためて『娘は許さん!』と怒った。(略)娘もまた一度も見舞いに訪れることはなかった」
「娘のたび重なる無心に、たかじんは後年うんざりしていたらしく、親友の松本哲朗は『娘の頭の中は金しかない! 縁を切りたい』とたかじんがこぼしているのを聞いている」

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。