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有働アナ、脇汗対策で皮膚が大変なことに! あさイチ、紅白の舞台裏

 紅白ほどではないが、平日の朝の『あさイチ』も生放送ゆえに緊張する番組。そのため大きな反響を集めたのが、有働アナの「脇汗」問題である。これは、番組中に有働アナが、自身の脇汗に対する視聴者からの苦言ファクスを読み上げたことが発端。有働アナ自身はまったく気にしていなかったものの、視聴者から飲み薬や張り薬、下着を送ってもらったため、「見苦しさ軽減」のために対策を講じることに。ある時には衣装スタッフが透明のガムテープを意気揚々と持ってきたので試したところ、「完全に毛穴を塞いでしまうので、確かに一滴も落ちてこない」と効果は抜群。しかし、はがすときに大量の汗が落ち、ひきはがすときの痛みが強く、2〜3日続けたときにはしばらく長袖しか着られないほど帯状に皮膚がただれてしまったという。軽妙な筆致で書かれているが、脇汗という生理現象さえNHKアナウンサーであるがゆえに、世間から厳しい目に晒されることを露呈したエピソードだ。

 脇汗を開き直るなど、いまや局の看板アナとして堂々たる立ち居振る舞いの有働アナだが、人生で一番大変だった時期と振り返るのが、アメリカ総局特派員としてニューヨークに赴任した3年間。こう書くと、有働アナが流ちょうな英語を話すとイメージしがちだが、学生時代に留学経験はなく、大手英会話教室に通っていたという実績のみ。アナウンサーには帰国子女が多いため、まさか自分に辞令が降りるとは思わずに、毎年の考課表の「英語がどの程度理解できるか」という質問には、実際「簡単な業務打ち合わせができる」レベルだったのに、「こみいった業務の打ち合わせができる」という欄に○をつけていたそうだ。語学力をチェックすることもなく、考課表だけをもとに辞令を出したNHKの対応にも驚きを禁じ得ないが……。

 ヒアリングも怪しい状態だったが、出発前には可能な限り英会話教室に通い、赴任後は現地の人と積極的に食事に行くのはもちろん、夜中にオフィスに仕掛けておいたボイスレコーダーで自分たちの会話を聞き直し、意味がわからなかったことを調べ、翌日の業務の予習をこなすなど自力で語学力を高めていく。そのために帰宅するのは午前3時、4時となり、睡眠時間は2〜3時間という毎日。その努力が功を奏したのか、生中継の現場で起こったアクシデントを機に、自分の思ったままに英語を操れるようになったという。まさに自分で自分の居場所をつかみ取った形だ。

 ときにお役所体質と非難されるNHKにおいて、有働アナの存在自体が“異例”づくしなのだろう。本書の中にも「言いたいことはいっぱいある。理不尽なことがいっぱいある。辞める理由がいっぱいある。それでも、私は行く。」と、会社に行く自分を奮い立たせる散文がある。異質だからこそ視聴者に愛される彼女。昨年の紅白では、衣装がセクシー過ぎるという批判もあったが、今年はどんな“騒ぎ”を起こしてくれるのか、楽しみにしたい。
(江崎理生)

最終更新:2015.01.19 04:40

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