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ノーベル平和賞マララが意外とミーハーでかわいい!

 本書を読んでいると、マララも愛読していた『アンネの日記』のアンネ・フランクを思い出す。
 
 ジャスティン・ビーバーがアンネの家を訪れた際に、「アンネは(今の時代に生まれていれば)きっと僕のファンだったね」とゲストブックに綴り、「不謹慎だ」「アンネはそんなコじゃない」と世界中から非難を浴びた。でも、ジャスティン・ビーバーの言う通りだ。アンネは映画スターのブロマイドを壁に貼ったり、安っぽい恋愛小説を愛読するような女の子だ。特別優等生なわけでもない、ふつうの女の子だ。聖なる少女が殺されたわけではない。ごくふつうの女の子の日常を奪ってしまったことが、ユダヤ人虐殺の恐ろしさであり、戦争の恐ろしさだ。

 マララはたしかに聡明で勇敢な少女だ。でも、アンネと同じようにマララも、ジャスティン・ビーバーの歌について親友とおしゃべりするような、ふつうの女の子でもある。学校に行きたい。テストで友だちよりいい点を取りたい、新しいことを知りたい、おもしろい物語を読みたい、愛する人に詩を贈りたい。ふつうの女の子がこう願っていることに意味がある。
(酒井まど)

最終更新:2015.01.19 05:01

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