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デーブ監督ごり押しも納得?楽天・三木谷社長は昭和の体育会系経営者だった

「僕は決断を下した。23階建てのビルのうち、エレベーターは1、2、3、5、7、10、13、14、17、21階(当時)だけに停まるようにすることにしたのだ。残りの階には階段を使えば簡単に行き来できる。(略)その結果、楽天本社ビルでの朝会時のエレベーターの待ち時間は5分に縮まった。社員の生産性を上げることに成功したのだ。社員のストレスも減った。彼らはもう朝会に参加するために肘で押しのけあう必要もない」

 エレベーターの階数制限が社員のストレスを減らしたというが、朝会をなくしたほうが圧倒的に生産性は上がるハズ……こうした指摘ができる幹部はいないのだろう。ハーバード大学でMBAを学びながら、現実の経営は独善的な昭和式、このギャップが「楽天」流か。

 鉄拳制裁をしながら、アーリー・ワーク(MLB流の早朝練習)や、経営学に倣ったPDCAといった横文字を用いたがるデーブ大久保新監督をゴリ押しするのもわかる気がする。
(小石川シンイチ)

最終更新:2018.10.18 03:24

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