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催奇形性成分、死に至る場合も!? 効かないサプリ、体に悪い健康食品

 このほか「ビタミンE」は「サプリとして過剰摂取すると死亡率が高まるとの報告も出され、注意が必要」。「ビタミンB群」も「オーストラリアで1日50ミリグラム以上のビタミンB6を摂取した女性が、足や下腿部に灼熱痛など末梢神経障害になったという報告がある」。「ビタミンD」は「長期間、過剰摂取すると、血液中のカルシウム濃度が上昇して、血管の内壁や心臓、肺、胃、腎臓などの内臓にカルシウムが沈着しやすくなる。とくに腎臓に沈着すると尿毒症になり最終的に死に至る」という。

 また、錠剤にするために多くの食品添加物も使われている。

「一定のかさや質量および形状を保つために、乳糖、結晶セルロース、微粒二酸化ケイ素などが使われます。他に、着色料、甘味料、香料、保存料などが使われる場合もあります」

 乳糖を消化しにくい人は、お腹がゴロゴロしたり、下痢をするおそれがあり、また、二酸化ケイ素は消化・吸収されないために体への影響はほとんどないとされているが、ガラスの成分だというのだ。わざわざ、体に悪い成分を取り込んでいるというわけだ。

「健康食品・サプリは、効能効果はもとより、品質や安全性についても医薬品のような厳しいハードルがなく、全て業者に任せられている状態です。行政のチェックを受けず業者任せで提供されているのですから、かなり不安ではないでしょうか」

「サプリの原料や添加物などは、格安な中国産を輸入したものが多いようです。(中略)サプリの原料や添加物については、国内に明確な品質基準がないので、製造会社、販売会社を信用するしかないというのが現状です」

「医薬品の成分量はどの会社の商品であっても統一されており、定期的にその薬価が見直されています。それに比べ、サプリの価格はさまざまです。安いものもあれば、法外に高いものもあります。消費者のなかには高いほうが質がよくて効能もよい、と思っている人もいるので、業者はそれを逆手にとって、割高な価格設定がされている場合もある」

 実はサプリの原価率は10%以下と言われている。

「とくにビタミン系で天然物からの抽出ではなく合成したものは、原価率が卸値の10%を超えることがないようです。それはつまり、原価5円のビタミン系サプリがコンビニやドラッグストアに50円で売られ、店頭では100円の価格になっているということ」

 売れれば売れるほど業者はボロ儲け。さらに、その売上の一部は「疲れがとれて元気になれそう」「不足している栄養を補充できそう」「簡単にやせられそう」といった「効く」イメージを演出している巧妙な広告の原資にまわされ、ますますサプリが売れる……というビジネスモデルなのだ。「健康になる」というよりも「カネになる」サプリということか。
(河内保雅)

最終更新:2014.08.15 06:29

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