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関ジャニ∞もマジ切れ! 掟破り常習ふなっしーのマンガもヤバい!

 いつも「梨汁ブシャー!!」しているふなっしーだが、アンパンマンのように「ぼくの顔をお食べ」と自分の身を差し出すことも。迷子になってお腹が空いたという子どもに「ふなっしーの顔をお食べなっしー♪」と我が身を差し出した……と聞くとふなっしーにも自己犠牲の心があったのかと感動しそうになる。が、ふなっしーは、目や口のある顔の真ん中の部分をくり抜いて手渡してしまうのだ。そんなものを渡されては、どんなに空腹でも恐ろしくて、食欲も失せてしまうだろう。

 もちろん、ふなっしーは動物たちからもエサとして認識されており、森に行くと鳥やうさぎ、リス、虫が集まってきて、彼の身体をむさぼりだす。
 
 また「うどんを開発してひともうけするなっしー!!」と思い立ったふなっしーは、麺棒で生地を伸ばしていくのだが、せっせと伸ばすうちに自分の両腕もでろんと伸びてしまう。その伸びた腕を切って「ふなっしーうで麺」として売り出すのだ。麺だけではない。ミキサーにかけられ、ミックスジュースになるふなっしーも描かれている。文字通り、身を粉にして働き、体を張った商売である。

 さらに、すべり台で遊べばすりおろし梨になるし、身を削るような想いをして練習に励んだギターを携えてステージに立つと、ギターをかき鳴らす右手が削られて、なくなってしまう。 
 
 季節ネタも全然ゆるくない。冬場はコタツに潜り込むが、そこで水分が飛び、カピカピになった姿は枯れ木のようで、その表情もかなり怖い。夏は、金太郎飴のようになった自分の顔面を包丁で切り、それで作ったお面を屋台で売ったり、暑いからといって、ピーラーで自分の皮を剥いたりもする。自らてるてるぼうずになろうとしたときなんかは、服と顔の境目ではなく、目と口の間をロープで引き絞り、その先を窓枠に結んで勢いよく窓から飛び出す。すると、一気に顔をしぼられて頭頂部から梨汁ブシャー!!するのだが、その絵はかなり衝撃的だ。

こうして文字にするだけでも、そのグロさは十分に伝わるだろう。内容だけを見るとPTAから苦情が来てもおかしくないレベルである。しかし、「ルールのなかで暴れる」なんていう予定調和をぶち壊す、その破天荒さで独自の路線で人気を確立してきたふなっしー。このマンガも、らしいと言えばふなっしーらしいのかもしれない。
(島原らん)

最終更新:2018.10.18 03:43

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