『羽鳥慎一モーニングショー』番組HPより
国葬での菅義偉・前首相の弔辞が電通の演出だったとする事実誤認発言により謹慎処分になっていた玉川徹氏だが、やはりすんなり完全復帰とはいかないようだ。むしろ「フェードアウト」というかたちでの『羽鳥慎一モーニングショー』追放の可能性が高まっているのかもしれない。
謹慎明けの19日、『モーニングショー』で謝罪をおこなったときも、復帰とは名ばかりでスタジオにすら入れず。謝罪翌日の20日は統一教会問題を扱ったコーナーに解散命令請求についてスタジオでレポートし、視聴者を安心させたが、その次の日、21日の放送では玉川氏は一切登場しなかった。
実は、玉川氏は当初、21日も番組に出演する予定だったという話がある。
東京新聞記者の望月衣塑子氏がキャスターを務めるインターネット番組『Arc Times The News』の21日の配信に、同日の『モーニングショー』に生出演していた鈴木エイト氏が出演したのだが、二人の間で、玉川氏をめぐる心配なやりとりがあった。
まず、望月氏が「今日、実は朝エイトさんが『羽鳥慎一モーニングショー』に出られたときリポーターする予定だったんだけど、急遽なくなった……」と言うと、鈴木エイト氏がこう返したのである。
「そうですね、そんなニュアンスのことでしたかね。なんか玉川さん、今日いらっしゃらなかった。当然スタジオではなくて、現場リポートみたいなかたちで入るのかなってことだった、まあ、今日はそれじゃなくなったみたいですね」
実際、この日の玉川氏の不在はテレビ朝日局内でも物議を醸しており、「上層部が20日にスタジオ出演しているのを見て激怒し、現場に出演そのもののストップをかけたのではないか」という見方も流れている。
謹慎の上、生謝罪までおこなったのに、もし上層部が玉川氏の出演をストップしていたとしたら、異常な対応と言うしかない。さすがにこのまま玉川氏が完全に姿を消すということはないだろうが、こういうかたちで少しずつ露出を押さえ込まれていく可能性は非常に高いと言っていいだろう。