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大阪ワクチン断念で問われる吉村知事・松井市長の責任! アンジェス森下教授と維新を結びつけたのは日大事件で逮捕のあの人物か

日大病院めぐる背任で逮捕された籔本容疑者と維新・松井市長の関係、疑惑は万博にも波及

 しかも、森下教授と維新・松井市長らを深く結びつけたのは、最近、東京地検特捜部に逮捕されたあの人物だったとみられている。

 その人物とは、日本大学の医学部付属病院の建て替え工事をめぐって背任容疑で逮捕された医療法人グループ「錦秀会」の元理事長・籔本雅巳容疑者だ。

 藪本容疑者をめぐっては、最近、安倍首相とのツーショット写真が報じられるなど、親密な関係が取り沙汰されているが、じつは前述の森下教授が参加した安倍首相・加計理事長らのゴルフコンペには、薮本容疑者も一緒に参加していた。

 だが、森下教授と薮本容疑者はそれ以前から深い関係にあった。2010年には森下教授がパーソナリティを務めるラジオ番組『森下仁丹 presentsバイオRadio!』(Kiss FM KOBE)に薮本氏がゲスト出演したのだが、そこで森下教授は「じつは薮本先生を昔からよく知ってて、どちらかというとね、あまり仕事の話じゃなくて別の話でお付き合いが多かったんで」「そもそも出会いはなんだったんでしょうかね? なんかまあ、飲み仲間? (薮本氏は)親分肌なんでね、いろんな人の応援してて」と語っていた。

 一方、薮本容疑者は「日本で治療を受けたい」という中国人富裕層を狙った「医療ツーリズム」ビジネスに進出。ジャーナリスト・森功氏のレポートによると、錦秀会が運営する阪和第二泉北病院では「阪和インテリジェント医療センター」を設けて検査ツアーを受け入れるようになったが、そこでは森下教授が所属する阪大との提携が図られたという(「週刊ポスト」2018年2月9日号/小学館)。

 だが、じつはこの「医療ツーリズム」について、錦秀会の関係者は「維新の会の橋下や松井の発案」なのだと指摘。森氏によるレポートのなかで、この錦秀会関係者はこう証言している。

「もとは大阪万博を呼び込みたい松井さんたちが、2010年の上海万博を視察に行き、万博の売り物として見つけたのが医療分野なんです。
上海に行くと、日本の病院で治療を受けたいという中国人の金持ちが多い。で、松井さんたちが、関西は古くから薬問屋の街で医療が盛んだから売り物になる、と乗り気になった。松井さんからある医師を介してPET検査を実施していた籔本さんに話が行き、阪大が協力するようになったのです」

 つまり、大阪万博の招致に躍起になっていた松井氏が薮本容疑者に「医療ツーリズム」を持ちかけ、さらに薮本容疑者を通じて阪大の森下教授につながったと見られ、だからこそ森下教授は「日本万博基本構想」委員を務めることになったのではないか、というのである。

 吉村知事と松井市長が自分たちの手柄と言わんばかりに必死になって喧伝してきた「大阪産ワクチン」と、そのワクチン開発の先頭に立ってきた森下教授を繋いだ人物は、薮本容疑者だった──。維新と「大阪産ワクチン」の間にある深い闇が垣間見えるような話ではないか。

 しかも、このような関係性のなかで進められてきた「大阪産ワクチン」が維新の宣伝材料となり、吉村知事を全国区に押し上げ、あげくが何の成果もあげられないまま、「治験終了」となってしまったのだ。

 だが、問題が根深いのは、さんざん「吉村知事のリーダーシップで国内初の大阪産ワクチンが誕生か!」などと持ち上げてきたメディアの責任だ。あれだけ吉村知事が実用化を謳ってきたにもかかわらず、その約束の時期になっても実用化されないことに対して、ズバリ「やるやる詐欺」だと指摘したのは「週刊文春」ぐらい。今回の治験断念を伝えるニュースもごくわずかだ。

 こうした維新とメディアの共犯関係がつづくかぎり、あまりにも醜い維新の実態は今後も覆い隠されていくことになるのだろう。

最終更新:2021.11.09 10:18

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