小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

菅首相「コロナ会食」に今度は田崎史郎が参加! 読売・日テレ幹部も…『ひるおび』は菅・田崎の会食事実をスルー

菅首相「コロナ会食」に今度は田崎史郎が参加! 読売・日テレ幹部も…『ひるおび』は菅・田崎の会食事実をスルーの画像1
TBS 『ひるおび!』12月16日放送より


 どうやら、この男の辞書に「反省」の二文字は存在しないらしい。批判を浴びている「大人数での高級ステーキ忘年会」について、菅義偉首相は昨日16日夜、「国民の誤解を招くという意味においては、真摯に反省している」などと釈明。ネット上では「どこが『国民の誤解』なのか!?」と国民に責任転嫁した菅首相への批判がさらに高まったが、しかし、度肝を抜かれたのは、そのあとの菅首相の行動だった。

 というのも、「真摯に反省」と述べたあと、なんと菅首相はその足で永田町のザ・キャピトルホテル東急に向かい、日本料理店「水簾」で横浜銀行の大矢恭好頭取、大久保千行顧問と会食。これだけ批判を浴び、さらには「反省」を口にした直後なのだから、普通は会食自体を自粛する場面だが、菅首相はそうしなかった。むしろ、5人以上の「大人数」でなければ問題ないという姿勢を押し通してみせたのだ。

 その上、菅首相はまたも「はしご会食」した。しかも、問題はその面子だ。時事通信の首相動静にはこうある。

〈午後7時37分、東京・日比谷公園のフランス料理店「日比谷パレス」着。小田尚読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員、粕谷賢之日本テレビ執行役員、政治ジャーナリストの田崎史郎氏と懇談。〉

 この面子は安倍晋三・前首相とも会食を繰り広げていた“御用ジャーナリスト”メンバーであり、内閣支持率がダダ下がりの菅首相が会食でメディアを懐柔しようとしていることはミエミエ。こうした菅首相の問題もさることながら、信じられないのは、この状況下でノコノコと総理と会食するメディア、ジャーナリスト側の姿勢だ。

 本サイトでも昨日の記事でお伝えしたが、二階俊博・自民幹事長やみのもんたらとの「高級ステーキ忘年会」が批判されていた15日夜も、フジテレビの宮内正喜会長と遠藤龍之介社長が菅首相と六本木の高級ステーキ店で会食をおこなっていた。同日夕方のフジテレビのニュース番組では「菅首相の行動が物議を醸している」「(会食メンバーは)重症化リスクが高いとされる65歳以上の高齢者ばかり」などと報道していたにもかかわらず、だ。

 ジャーナリストを名乗りながら、国民から批判を浴びている菅首相との会食に、恥も外聞もなく出かける……。まったくその神経を疑わざるを得ないが、とりわけ罪深いのは、「安倍応援団」から「菅応援団」へと華麗に転身した田崎“スシロー”史郎氏だろう。

 田崎氏といえば、昨日16日放送の『ひるおび!』(TBS)で、菅首相の「高級ステーキ忘年会」について、「これね、あらかじめ申し上げておくとね、菅さんが招待したんじゃないですから」と言い、二階俊博幹事長が招待したものだと説明。「菅さんにすれば、党の幹事長から『来たら』と言われたら断れないと思いますね。だから政府主催じゃまったくないんです」「(二階幹事長に)誘われたら断れるかっていうと、たぶんそうじゃないんです。建前に勝てない。これね」などと二階幹事長の責任を強調していた。

 二階幹事長との力関係を強調してみせても、むしろ国民にしてみれば「国民の命・健康より二階幹事長の顔色を優先させるのか」という話でしかない。だが、このような無茶苦茶な擁護を繰り出していた田崎氏本人が、まさかその夜に菅首相との会食に出かけるとは……。無論、番組中に田崎氏は「じつは今晩、会食に誘われている」などとはひと言も口にしていなかった。

 一体、菅首相との会食を田崎氏はどのように正当化、あるいは釈明するのか──。気になってきょうの朝からワイドショーをチェックしたのだが、準レギュラー状態の『ひるおび!』にも『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)にも、田崎氏の姿はなし。

 しかも、『ひるおび!』にいたっては、菅首相の会食問題を取り上げ、総理就任から約3カ月のあいだにおこなわれた会食が149回におよぶことまで紹介しながら、昨晩、田崎氏らと会食があったことは一切触れなかった。ようするに、ほぼ準レギュラーの言動を棚に上げ、“身内”の問題隠しをおこなったのだ。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する