菅義偉Twitterより
本日、総務省が2019年分の政治資金収支報告書を公表したが、そこで菅義偉首相の“荒稼ぎ”ぶりがあらわになった。
まず、菅氏の資金管理団体「横浜政経懇話会」の政治資金収支報告書によると、菅氏は2018年12月からの1年間のあいだに「新しい国創りセミナー」と題した政治資金パーティを菅首相御用達のザ・キャピトルホテル東急で計6回開催し、3748万円を集金。
さらに、菅氏が代表を務める政党支部「自由民主党神奈川第2選挙区支部」の政治資金収支報告書によると、「経済人春の集い」(3月5日/ロイヤルホールヨコハマ)、「経済人朝食会」(6月10日、9月2日/横浜ベイシェラトンホテル)、「経済人忘年会」(12月23日/ロイヤルホールヨコハマ)、「初夏の集い」(6月8日)の計5回の政治資金パーティを開き、その収入の合計金額は4500万3000円となっている。
政治資金パーティは「事実上の献金」といわれているが、つまり菅氏は1年間で8248万3000円もの収入を得ていた、というわけだ。
安倍政権時には毎年、安倍晋三・前首相に対して「よりにもよって総理大臣が大臣規範を破るとは」と批判の声があがってきた。大臣規範とは2001年に閣議決定された「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」のことで、国務大臣や副大臣、大臣政務官といった職務に就く者は「国民の疑惑を招きかねないような大規模な政治資金パーティーを自粛する」と規定している。
だが、安倍前首相はもちろん、官房長官だった菅氏もこの規定を完全無視。菅氏は2018年も9回のパーティで7644万円もの収入を得ており、今回公表された2019年分でも1回で収入が1000万円近いパーティを4回も開催。この大臣規範を平気で破っている。襟を正す気などまるでないのだ。
しかも、菅首相にはさらに大きなスキャンダルに発展しかねない「金の問題」が浮上している。
というのも、本日発売の「週刊ポスト」(小学館)が、こんな衝撃的なタイトルの記事を掲載したからだ。
「[政権激震スクープ]横浜の高級ホテルで会費は1500円也 菅首相「後援者2500人パーティー」は政治資金収支報告書に不記載だった!」
なんと、安倍前首相よろしく菅首相の後援者も横浜のホテルで地元支援者ら約2500人を集めたパーティを開催しながら、その会費は一人1500円ポッキリ。しかも、そのパーティは政治資金収支報告書に記載がなかった、というのだ。