ナベプロとの契約、髪型やファッションをからかう悪質な攻撃
番組の悪ノリはまだ続く。岡田教授が、今月から大手芸能事務所・ワタナベエンターテインメントに所属したという話題になる。芥川賞作家の西村賢太、“今でしょ”の林修、将棋の加藤一二三とメディアで注目された文化人にはすぐ声をかけるナベプロらしい話だが、芸能レポーター長谷川まさ子氏が「ご縁があってということで、タレントとして契約をされました」と解説。
すると、リンゴが「文化人がタレントとして契約された」と驚きながら、コメンテーターとして出演している弁護士の嵩原安三郎氏に「先生どこでしたっけ?」と話を振ると、「僕もワタナベ。僕は文化人登録です、文化人登録」などと、なぜか岡田教授が“文化人部門でなくタレントとして契約した”という前提で話が進んでしまった。
しかし、念のため、本サイトがナベプロの公式サイトで確認すると、岡田教授の名前は文化人部門にあった。学者のくせにタレント気取りと小バカにしたいために、事実関係まで捻じ曲げていたのだ。
さらに信じ難いのは、岡田教授の容姿まであげつらい出したことだ。
リンゴ「ある時期からメガネを外されたり、(髪を)巻いたり、ちょっとここ毛を落としたり、ファッション……」
モモコ「急にキレイなった」
リンゴ「まあ、自分でテレビ見たら、素人の方でも『私テレビで見たら太ってるわ』と思ったり、ちょっとやつしたり、やつすというか、ちゃんとしようって」(「やつす」は標準語ではみすぼらしくするという意味だが、大阪弁ではおめかしするという意味)
リンゴ「だからネットでいろいろ言われて、デヴィ夫人がブログで『いい歳をした人が朝からキャバクラ嬢のようなヘアスタイルで出演しています』ていうふうに書かれたり。それに対してもちろん、デヴィ夫人言い過ぎですよっていう意見ももちろんあって」
そして、ナベプロのHPにも掲載されている、宣材写真を指して、「ただ、もう、この写真は誰かわからんなあ」「やっぱり宣材写真やからと思いますけど、照明が当たってるなあ」などと笑い者にするのだ。
タレント気取りいじり、容姿いじりも醜悪極まりないが、しかし、悪質なのはやはり、せいじと宮沢准教授が日本のコロナ感染対策の失敗を岡田教授の主張を歪曲して攻撃したことだとう。
スタジオで容姿へのからかいが盛り上がった後も、せいじは再び話を蒸し返し、話をこうまとめにかかっていた。
「どうなんやろうね、結局、いろんな経済活動が止まったりとか、医療現場がパニックになったりとか、いろんなことの発端の一部は、この人が、俺、担っていると思うの。テレビで、あんだけセンセーショナルにばあっとしゃべったから。まあーまあー、罪やと思うんやけどね、俺、この人」「この人が扇動したとこ、俺、あると思うんですよね」
これに、宮沢准教授が「あー、煽った……まあ本人は正義感でやってると思うんでしょうけども、間違ってたことはたくさんあって、私もけっこう叫んでましたけど」と答えると、せいじは「でしょ! でしょ!」「でしょ! 思うてたんや!」と大はしゃぎするのだ。