具体的なアパホテルは歴史修正本につては取材に「撤去する予定ない」と明言
ホテル貸し出しの詳細について「現時点ではまだ具体的な話になっていない」にもかかわらず、「南京大虐殺はなかった」という趣旨で国内外から大きな批判を浴びた著書と「同様の主張」の書籍については「撤去する予定はありません」と断言するアパ。著者である元谷代表の“意思”がひしひしと伝わってくるではないか。
いずれにしても、この問題を単なる「美談」にしてしまうと、様々なことを見落としかねない。官邸との深いパイプを持つ田崎氏が言うように、安倍首相本人がアパへ「直談判」したのならば、やはり、その背景には「新型コロナの対応」にかこつけた“お友だち優遇”があるのではないか、との疑念が首をもたげてくる。
政府や自治体による「借り上げ」の原資は、言うまでもなく血税だ。軽症者の民間施設受け入れは適切な方法と手続きに乗っ取るべきであり、プロセスは透明化されなければならない。美談で思考停止しているマスコミは、元谷代表の歴史修正主義的姿勢も含め、その過程をしっかりと検証する必要がある。
(編集部)
最終更新:2020.04.07 11:14