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「桜を見る会」に”仮想通貨マルチ”の「48」代表らが…前夜祭や昭恵夫人のパーティにも参加、安倍首相との写真を勧誘に利用

仮想通貨マルチ商法「48」が安倍夫妻とのツーショットを使って勧誘

 東京新聞で証言をおこなっている女性会員は、「クローバーコイン」にかんするセミナーで「前夜祭」での淡路社長と安倍夫妻の写真などを〈講師役の会員が「みなさん、これ、誰だか分かりますよね」と言って大型スクリーンに映し出した〉といい、この女性は2016年の初夏にも上位会員から同様の写真を見せられ、「これ、いる? あげようか?」と言われていたという。そして、この女性もスマートフォンでそれらの写真を受け取った。その効果は絶大だったようだ。実際、女性はこう証言をしている。

「(首相と淡路氏らの)写真を見せたら『へー、すごいね』ってみんな信用してくれる。それはそうですよ、普通の人はできませんから。その意味で写真があったら便利だから、下位会員へ順番に送られていった。ほぼ全員が使っていたはず」

 さらに、「ウズハウス」での安倍首相と淡路社長のツーショット写真についても、「クローバーコイン」に200万円を投じたという別の女性会員は上位会員から「これからは仮想通貨の時代。安倍さんもお金の勉強をしないといけないから、地元に招待されたんだよ」と言われたといい、「ちょうど仮想通貨が高騰した時期でもあった。そこに写真が重なって、信用が増した」と語っている。

 これはジャパンライフが「桜を見る会」の招待状を信用材料にしていたのとまったく同じ構図だが、こうして安倍首相との関係を誇示した勧誘活動の裏では、消費者庁に被害を訴える人も増加していたのだ。

 48ホールディングスは、淡路社長の「桜を見る会」や「前夜祭」、「ウズハウス」オープン記念パーティ出席後の2016年9月からの10カ月間で約192億円を売り上げたというが(前出・東京新聞)、一方、日本消費経済新聞(2017年11月5日号)によると、2016年1月には48ホールディングスをめぐり全国の消費生活センターに相談が寄せられ、同年度の相談は140件、2017年度は10月24日までのあいだに223件も相談があったという。

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