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安倍首相の「桜を見る会」言い逃れが無茶苦茶!「幅広く募ったが募集ではない」、今井秘書官の指示か新宿御苑の地図まで黒塗り

情報非公開めぐり「今井秘書官から言われているのか」の質問が出るも内閣府課長は答えられず

 新宿御苑の案内図はホームページでも確認できる代物だ。どうしてそんなものまで黒塗りにする必要があるのか。この点について、昨日おこなわれた野党合同ヒアリングで内閣府の酒田元洋・官房総務課長は「どこに本部が置かれるとか、そういったものが書かれている」などと説明したのだが、そこで国民民主党の原口一博議員はこう追及した。

「防衛ラインを高くしろと今井(尚哉)秘書官か誰かから言われていますか?」

 こんなことを訊かれれば、普通は「指示などはない」「何も言われていない」と否定すればいいはずだが、しかし、酒田課長は何ひとつ否定せず、「最近の情報公開開示決定に合わせた」などと淡々と説明するだけ。さらに原口議員は「僕はそんなこと聞いていない。官邸の秘書官とか総理補佐官とかからそういう指示が出ていますか?」と畳み掛けたが、やはり酒田課長は同じ説明を繰り返すだけだった。

「ログの調査によって国家機密が漏洩する危険が増す」というトンデモ答弁にしても、こんな答弁を内閣府の役人が独断でつくることなどできるはずがない。そして、酒田課長のこのダンマリ……。森友・加計問題のときと同様、今井首相秘書官をはじめ安倍官邸が追及に危機感を強め、官僚に直接指示を出している可能性はかなり高いだろう。

 安倍官邸が本気で乗り出して、官僚を締め付け闇に葬り去されようとしている「桜を見る会」問題。森友・加計問題と同じ轍を踏まないためには、さらなるメディアと野党の徹底追及、市民による「こんなのおかしい」という怒りが必要だ。

最終更新:2020.01.28 09:49

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