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田崎史郎が自身のジャパンライフ問題でワイドショー出演自粛! おかげで『モーニングショー』『ひるおび!』で政権批判が活発化

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最近、姿が…(13日、『モーニングショー』に出演する田崎氏)


 悪徳マルチ商法の会長を「総理枠」で招待したという疑惑には「個人情報」を盾に回答拒否、招待者名簿の電子データ復元を「不可能」と言い張り、ついにはバックアップデータも「行政文書ではない」と断言する──。「桜を見る会」問題に対する安倍首相および政府の説明が醜悪を極めているが、一方、一部ワイドショーではこの問題を徹底追及。なかでも、昨日3日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)で繰り広げられた舌鋒鋭い解説とコメントの数々が、ネット上では大きな反響を呼んでいる。

 まず、悪徳マルチ商法のジャパンライフ創業者である山口隆祥会長(当時)を2015年の「桜を見る会」に「総理・昭恵枠」で招待していたという問題については、本サイトでも取り上げたように『報道ステーション』(テレビ朝日)や『スッキリ』(日本テレビ)で野村修也弁護士や加藤浩次が“2015年には問題がなかった”というような擁護を展開していたのだが、『モーニングショー』では2日放送分で玉川徹氏がこれに反論。さらに3日放送分でも、コメンテーターの青木理氏が重ねてこのように批判した。

「このジャパンライフって会社は、僕らみたいな記者ですら、もう前から問題なのはよくわかっていたわけ。80年代くらいから。これ、安倍さん個人がどうかは知らないですよ、ただし山口元会長が月1回食事をしていると言っていたのを僕も信用したくなるくらい、つまり政治家や官僚や、さらにひどいのは警察OBなんかとも、かなりジャパンライフというのは関係があって、その力をもっていろいろ詐欺まがいじゃないのかと言われながらそれを抑えてきたと。だから最近問題になったんじゃなくて、ようやく問題になったと。その前から、みんな知っていたんですよ」

 80年代から国会で集中審議がおこなわれるほど悪名を轟かしていた問題企業の会長を招待することはどう考えてもおかしい──。いかに擁護論が無茶苦茶なのかをしっかり論破しておくことは非常に重要だが、さらに番組では1957年の岸信介政権時代におこなわれた「桜を見る会」の招待者名簿が永久保存の公文書として保管され、1749人の実名が載っていることを紹介。ここでも青木氏は「貴重な資料。岸さんのときにどういう人たちが(招待されていたか)、いま見ると、このころは引揚者の団体の人たちだったり保護司の人だったりとか、そういう人が呼ばれているんだと(わかる)」「つまり戦後日本が復興していく過程のなかで『桜を見る会』57年はこういう人たちを呼んで首相が囲んで慰労したんだなと歴史の記録になってゆく」と指摘し、こうつづけた。

「公文書管理法に書いてあるのは、これは将来に歴史とか記憶を残すための『民主主義(の根幹)を支える国民共有の知的資源』だと。それを、しかも公的資金で公的行事としてやっているものでしょう? 本来これ残さなくちゃ、どう考えてもいけないんです。だから、おじいちゃんは立派なんだけど、失礼だけど、お孫さん、何されてるんですか?ということですね」

 少なくとも岸信介は歴史資料として検証可能なかたちで招待者名簿を永久保存したが、一方、孫の安倍晋三はそれを「遅滞なく破棄」させ、検証を不可能にしたことを胸を張って答弁する。たしかに「お孫さん、何されてるんですか?」と言いたくなる話だ。

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