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「桜を見る会」で田崎史郎と産経が失笑のスリカエ詐術で安倍擁護…でも安倍後援会850人招待には田崎も「多いな」とポロリ

玉川徹は「田崎さんが呼ばれて青木さんが呼ばれてない、それに全てが現れてる」

 たとえば13日放送の『羽鳥慎一モーニグショー』(テレビ朝日)では、MCの羽鳥慎一から「田崎さんは招待されてない?」と訊ねられ「ぼくは招待状をいただいてますね。まだ行ったことはないんですけれども。数年前から、最初はね、僕は自民党担当のキャップの時に、何か手渡された記憶があるんです」と“告白”。政治取材をしている記者にも招待状が送られてくるという話をし始めるのだが、そこで羽鳥がコメンテーターの玉川徹氏に「玉川さん、呼ばれていないですよね」と振る。すると、玉川氏はいったん爆笑して、すぐに真顔になり、火曜レギュラーのジャーナリスト・青木理氏にこう聞くのだ。

玉川「そこですよ、ポイントは、まさに。聞きたいんですけど、青木さんは呼ばれたことあるの?」
青木「呼ばれるわけないじゃないですか」
玉川「そこ、本質なんですよ。(青木さんは)呼ばれたことないんでしょ。で、田崎さんは呼ばれているわけですよ。(机を叩きながら)ここに全てがあらわれているじゃないです」

 周知の通り、安倍首相主催の「桜を見る会」には、政治記者だけでなく、ネトウヨ番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)のご一行など、安倍応援団文化人たちが多数招待されている。玉川氏が指摘するのは、まさにしく青木理氏のような安倍政権に批判的なジャーナリストは排除して、田崎氏のような“御用”だけを選んでいるということだが、田崎氏はシレっとこう言い出すのだ。

田崎「(最近も自分には)招待状はきてます。だから僕らの仲間にけっこうきてますよ。そこで、あの、政権に批判的な方も、批判しない人もそれほど区別なく来てますね、僕が見るところでは」

 本当かよ、と思わずテレビ画面に突っ込みたくなる話だが、案の定、玉川氏から「フリーは別でしょ」と追及をうけると、田崎氏は「それはちょっと。あの、全員調べてるわけじゃないですね。わからないけど、自分の知ってる範囲だと、割合来てますね」としどろもどろ。

そして、安倍首相が「桜を見る会」を私物化していることや、安倍政権でかけられる費用が膨れ上がっているという批判に対して、こう話を逸らしにかかった。

「これはですね、『桜を見る会』ってのは先ほどご紹介であったように、ずっと続いてるんですよね。自民党ではない政権、細川非自民連立政権とか民主党政権の時代も開かれる。だからいろんな見方もあるかもわかりませんが、政治の許容、与野党の枠を超えた、共産党は政権に参加したことないから別ですけれども、多くの政党が許容してきた行事だと思います」
「繰り返しになりますが、安倍政権になってやってるのではなくて、ずっとやってきて。歴代の総理大臣はおそらくね、地元の後援者の人を呼ばれているのだろうと思いますよ。鳩山さんの時も一回調べたほうがいいと思うけども、鳩山内閣でやってますから、民主党政権下で。その時にどういう形で招待者を選んだのかっていうのをね。まず自分たちはこうしましたっていうことを言われるとわかりやすいと思いますね」

 “民主党政権も「桜を見る会」をやっている”というのは、まさにネトウヨや産経新聞と同じ矮小化のロジックだ。だが、さすがに安倍首相の地元後援活動になっているのではとの疑惑について聞かれると、田崎氏も苦しくなって「これはちょっと多いな」とこぼしていた。

「おそらくはね、法律違反にはならないようにしてるんだと思うんです。で、なってないんだと思うんです。でも何か安倍総理の後援会の人たちだけ、うまい汁吸ってるねっていうイメージを与えていることが問題なんですね。少なくとも850人の方が来てるっていうことで。これはちょっと多いなっていい印象は、正直持ちますね」

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