小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

N国・立花孝志のマツコ攻撃を放置するメディアの危険! N国を猛プッシュするAbemaTV、百田尚樹ら安倍応援団とも接近

N国・立花孝志の言論弾圧をまともに批判せず面白がるメディア

 極めて常識的なコメントだろう。あの悪ノリを煮詰めただけの政見放送に対して「気持ち悪い」と論評することはごく当然のものであって、あれを「政党として真っ当」などと受け止めることは政治の劣化を正当化する行為だ。何より、立花代表は国会議員という公人であり、N国は政党助成金も受け取る公党なのだから、この程度の批判にさらされるのは、民主主義国家なら当たり前の話だ。

 さらに、立花代表はマツコのコメントを「有権者をバカにする発言」だと批判するが、それを言うなら、政見放送で、NHKの体制批判とは関係ない恋愛スキャンダルを連呼することのほうがよっぽど有権者をバカにしている。しかもマツコはN国に対して「これから何をしてくれるか判断しないと」と留保しており、批評として手ぬるいくらいだ。

 N国はMXが政治的公平を定めた放送法4条に違反している可能性があるなどと主張しているが、この程度の批評コメントで放送法を盾にして政治家がテレビ局やタレントに圧力をかけるべくテレビ局に押しかけるなど、言語道断と言っていいだろう。

 いや、それどころか、立花代表はマツコを攻撃する動画のなかで「国会議員がいち民間人をいじめていいのかって言ったら、いいに決まってるでしょ!」「国会議員としてではなく、いちジャーナリストとして言っています」などと道理の通らない主張をし、その上、マツコについて「ブクブク肥えとる」「男か女か正直わかりません。この人ね」などと発言。あろうことか国会議員が、人の容姿や性的指向でもって誹謗中傷するとは、到底看過できないことだ。

 このように、政見放送からも露見していたことだが、立花代表には国会議員が持ち合わせるべき最低限の品格・知性など微塵もないことは誰の目にもあきらかだが、問題は、こうしたN国の姿勢を面白がるメディアの存在だ。

 実際、N国が参院選で議席を獲得すると、『とくダネ!』(フジテレビ)が立花代表を生出演させたほか、他のワイドショーやニュース番組も嬉々としてN国を取り上げた。そんななかでもN国を猛プッシュしているのが、AbemaTVだ。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する