橋本聖子議員もフィギュアスケート高橋大輔選手にパワハラ・セクハラ
そんな渦中に、橋本議員はあろうことか選手の病にかこつけて、「ガバナンス、コンプライアンスで悩んでいる場合じゃない」と言ってのたのだ。周知のとおり、橋本議員はオリンピック出場歴もあるアスリート出身の国会議員で、スケート連盟という競技団体の会長であり、オリンピック選手団の団長を務めたこともあるなど、スポーツ界に多大な影響力をもつ人物である。そんな人物が選手の立場に寄り添うどころか、選手の病を利用してスポーツ界の不祥事を放置すると宣言するとは、一体どういう神経をしているのか。
申し訳ないが、頭がどうかしているとしか思えない。こんな人物が議員バッジをつけて権力を有していることに恐怖すら感じる。
しかも橋本議員といえば、自身もパワハラ・セクハラで大問題を引き起こしたことも記憶に新しい。フィギュアスケートの高橋大輔選手に対して強引にキスを迫った一件である。
このスキャンダルは「週刊文春」(文藝春秋)2014年8月28日号で報じられたもの。
記事によれば、ソチオリンピックの閉会式が終わった後に選手村で行われた打ち上げパーティーで、橋本議員は高橋選手に抱きつき何度も強引にキスをしたという。「週刊文春」ではキスの様子が写真付きで掲載された。
前述のとおり、スポーツ界で強大な権力を手中におさめる橋本氏に対して「いちアスリート」である高橋選手が抵抗することは難しい。権力を利用した悪質なパワハラ・セクハラであるとして批判されたが、結局、JOC、スケート連盟、自民党、どこからも処分されることはなかった。