純烈・友井は元ジャニーズ所属! “女をモノ扱い”もジュニア時代の体験が
たとえば、嵐の松本潤がAV女優の葵つかさと二股交際。自分の都合のいい時だけ深夜に呼び出し、タクシー代すら払いもしないという性奴隷のような交際を続け、「殺すよ」などのモラハラ発言を口にしていたことをやはり、「週刊文春」が報じたが、ワイドショーやスポーツ紙は1秒も1行も報じていない。
また、Hey! Say! JUMPの中島裕翔が酔って女性に抱きつき、警察が駆けつけるという強制わいせつを思わせる事件を引き起こしたが、これも、ジャーニーズサイドが「週刊文春」の取材に事実を認めたにもかかわらず、マスコミは全く報道しないばかりか、文春報道から1カ月後には、中島主演のドラマが予定通り放送開始になった。
ほかにも、嵐のメンバー4人がAV女優を「性のはけ口」にし、後に自殺に追い込まれた事件、Hey! Say! JUMP伊野尾慧の三股交際、さらにはジャニーズジュニアによる女性への暴行事件など、ジャニーズタレントが「女性をモノ扱いする」事件は枚挙にいとまがないが、いずれもまったく報じられてこなかった。
そして、こうしたジャニーズ事務所とメディアによる不祥事隠蔽がさらにジャニーズタレントを増長させ、不祥事を再生産してきたのである。
「ジャニーズのタレントたちは、とくに女性に対しては、ひどいことをしても平気になっている。それは、ジュニアの頃からちやほやされ、女性を性のはけ口にして、貢いでもらっているからです。だから、騙したって当たり前、利用したって当たり前という感覚になってしまう」(週刊誌記者)
ちなみに、これまたワイドショーはほとんど触れていなが、今回、女性問題を引き起こした純烈の友井も実はかつてジャニーズの所属だった。友井は十代のころ関西ジャニーズJr.として活動。光GENJI解散コンサートのバックダンサーに抜擢されたり、後の関ジャニ∞の村上信五や横山裕、渋谷すばる、嵐・大野智とステージや雑誌、舞台などでも共演するなど、関西ジャニーズJr.のなかでも中心メンバーだった。友井が純烈の中で異質な雰囲気を漂わせ、こんなひどいスキャンダルを引き起こしていたのも、ジャニーズ時代に女性蔑視という価値を観刷り込まれていたことが大きく影響しているように思えてならない。
しかし、皮肉なことに、その友井はいま、ジャニーズ事務所をやめ、純烈メンバーとして弱小事務所に所属しているがゆえに、スキャンダルを大々的に報じられ、袋叩きにあい、芸能界引退に追い込まれた。
友井に同情する気はないが、その報道を見ていると、暗澹とした気分がわきあがってくるのもまた、事実だ。マスコミ、とくにテレビにおける大手事務所に対する癒着や異常な忖度と、一方での弱小プロダクションに所属するタレントへのバッシングは苛烈さを増している。スキャンダルに見舞われた芸能人の運命は大手プロの顔色を伺うテレビがどう扱うかで決まる——。強気を助け弱気をくじく、そんなマスコミの不公平な報道はいつまで続くのだろう。
(林グンマ)
最終更新:2019.01.13 09:20