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安倍政権と財務省に改ざんの反省なし! 居直る麻生太郎財務相、安倍首相の後見人を黒塗り、昭恵夫人関与の記録を隠蔽

安倍首相の後見人・JR東海の葛西敬之名誉会長の名前も黒塗り

 2014年7月14日の交渉記録では、近畿財務局に来訪した相手方が伏せられたかたちで、「ボーリング調査のための現地立入り」の陳情を受けたことが記されている。黒塗りなしの記録によると、この陳情をおこなったのは〈(株)高等境域総合研究所〉(「境域」は「教育」の打ち間違いか)。同社はおもに高等教育のコンサルタント業務をおこなう会社なのだが、この陳情のなかで、同社はこんなことを述べているのである。

〈本件では、私のところにも■■■■■■■■■■■より、本件をよろしくお願いするといった連絡が入るなど対応に苦慮する場面があり、理事長指示に忠実に動かなければならないと考えている〉

 じつは、この黒塗りの下に隠されていたのは、このような名前だった。

〈JR東海の代表取締役名誉会長の葛西氏(秘書)〉

 JR東海・葛西敬之氏といえば、経済界の大物であると同時に、「安倍首相の後見人」とも呼ばれるほど安倍首相とは昵懇の仲であることは有名な話だ。事実、第二次安倍政権で安倍首相が会食した回数は、葛西氏が財界人のなかでダントツのトップという関係である。

 他方、森友学園は大阪府私学審議会への報告のなかで、愛知県の海陽学園への推薦枠があるとしていたが、この海陽学園の理事長こそが葛西氏である。海陽学園は推薦枠の問題を「事実無根」と否定していたが、このように、葛西氏はわざわざコンサルにプレッシャーをかけるほど、森友の小学校建設をバックアップしていたのだ。また、籠池氏は昨年7月の大阪府議会の参考人招致で葛西氏とのツーショット写真も示していた。

 たしかに、葛西氏は安倍首相を後押しする経済人による「四季の会」、その流れを汲む「さくらの会」の中心人物であり、別名「安倍晋三記念小学校」の設立に葛西氏が肩入れすることはけっして不思議ではないだろう。

 だが、こうした安倍首相につながる公人の情報を、財務省は黒塗りにして隠した。この期に及んで、まだ隠蔽しようというのだ。

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