自民党議員のネトウヨ化の元凶は安倍首相
周知の通り、下野時代から第二次安倍政権誕生にかけて自民党はネトウヨ化し、以降、自民党のネトウヨ化はどんどん進行している。
これまたいちいちあげていけばキリがないので、本サイトの選挙企画「ウヨミシュラン」(16年参院選版/17年衆院選版 )をふりかえってもらいたいところだが、たとえば長尾敬議員がネトウヨによる例の「泉放送制作デマ」のフェイクニュース拡散を呼び掛けたり、ネトウヨと相思相愛的な和田政宗センセイ、杉田水脈サン、そして青山繁晴“尊師”を安倍首相自らがスカウトや重宝したりと、もはやソコが抜けた状態にある。
だいたい、安倍首相自身が大好きなFacebookでネトウヨに大向こう受けする発言を繰り返したり、デマをばらまいたりしてきた“ネトウヨ総理”なわけで、その安倍政権が長期化するなか自民党全体が“ネトウヨ菌”に犯され、デマでも陰謀論でも差別でも、もはやなんでもアリになってしまったのだ。
そう考えてみると、今回の西川元議員が日本会議系改憲派集会で開陳したネトウヨ陰謀論は、やはり、安倍自民党に代表される“政治のネトウヨ化”を象徴するものであると同時に、こうしたネトウヨ政治家たちがゴリ押しする安倍政権の「憲法改正」が、いかにヤバい代物であるかをあらためて教えてくれる。
実際、安倍首相がメッセージを送ったこの「美しい日本の憲法をつくる国民の会」なる日本会議のフロント組織は、「KAIKENチャンネル」なるYouTubeのチャンネルで、高須クリニック・高須克弥院長が「YES!憲法改正」とドヤ顔でアピールする動画を公開するなど、完全に感覚がネトウヨそのものだし、それを恥ずかしいとも思っていないのだ。
麻痺してしまってはならない。ネトウヨ化した政治と憲法改正でこの国が手遅れになる前に、有権者は目を覚ましたほうがいい。
(編集部)
最終更新:2018.05.05 09:10