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森友への「口裏合わせ」「身を隠せ」指示判明で、佐川氏の“偽証”と安倍首相の“隠蔽工作関与”が決定的に

自民党の西田昌司議員が財務省・太田理財局長を「バカか!」と罵倒の茶番

 ところが、財務省や自民党はこの期に及んでまだ、佐川氏ひとりの責任に押し付けるために、茶番を繰り返している。

 太田理財局長はきょうの答弁で、この嘘の口裏合わせを求めた理由について、「(佐川氏が昨年2月20日に)さも適切にゴミを撤去したというような答弁をしてしまい、理財局の職員が整合性を取ろうとしてそういうことをしてしまった」などと答弁した。

 しかも、このNHKの報道が事実かどうかを問いただしたのは、自民党の西田昌司参院議員だった。太田理財局長のこの答弁を受けて、西田議員は「都合の悪いことは覆い隠す隠蔽が起きている」「バカか、本当に!」と罵倒。ようするに、口裏合わせの事実を認めることで、“やはり佐川氏の答弁が改ざんのきっかけ”という印象付けをおこなったのだ。

 たしかに、昨年2月20日の衆院予算委員会で、現・立憲民主党の逢坂誠二議員の「8億円分の作業、工事を実際におこなっているのか確認しているのか」という質問に対し、佐川氏は「相手方において適切に撤去したというふうに聞いている」「廃棄物の撤去については適切におこなったというのは近畿財務局で確認している」などと答弁している。

 しかし、佐川氏は別に「トラックを何千台も使ってゴミを撤去した」と言ったわけでもなく、そこまで強引な隠蔽工作をやってまで整合性をとらなければならない答弁とは思えない。

 しかも、この日、逢坂議員が質疑に立ったのはいちばん最後。終了したのは17時15分だ。誰が考えてもすぐばれるような嘘を、すりあわせもないまま当日中に、当事者に求めるなんてことができるとはとても思えない。

 さらにこのとき、佐川氏は前述したように、理財局職員に「籠池氏を表に出すな」という指示までおこなっている。首相夫人が名誉校長を務め、安倍首相が教育を褒め称えた籠池理事長を“隔離”するようなことを、一介の理財局長である佐川氏の独断で決められるはずがない。

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