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文書改ざんで発狂「WiLL」「Hanada」が妄想全開の“朝日叩き”! 阿比留瑠比、小川榮太郎、百田尚樹の陰謀論に絶句

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左・「WiLL」(ワック)2018年5月号/右・「月刊Hanada」(飛鳥新社)2018年5月号

 財務省が森友文書改ざんを認めて以降、ものすごい形相で慌てふためき、醜態をさらしながら必死で政権擁護を展開している安倍応援団。そのデタラメ過ぎる主張には何度も呆れてきたが、まさかここまで別世界にいってしまっていたとは……。

 今月26日、「WiLL」(ワック)「月刊Hanada」(飛鳥新社)という極右安倍応援団雑誌の5月号がそろって発売されたのだが、なんとこの期に及んで、両誌とも文書改ざんをスクープした朝日の報道を「謀略」とする陰謀論を大展開していたのだ。

 まず「WiLL」。特集タイトルこそ、「『森友文書』の真実」なる神妙なものだったが、その内容はまさにお笑い。たとえば、産経新聞社論説委員・阿比留瑠比氏と元朝日記者・長谷川熙氏の対談では、「朝日が仕掛けた“安倍集団リンチ”」と題して、文書改ざん問題を〈問題の中身があまりに小さすぎる〉(阿比留氏)などと矮小化しながら、こんな香ばしい陰謀論が展開されていた。

〈安倍政権が憲法改正を推し進めようとしていることに、護憲派の連中が一斉に反発して、何とか政権を潰そうとしている動きは確かにあります。
 今回の問題に関して、政府与党の一致した見方は「情報源は大阪地検だ」と。では、なぜ大阪地検が朝日にリークしたのか。
 それは大阪地検の誰かが護憲派であり、反安倍政権的な考え方を持っていて、朝日と結託して情報を提供したとも考えられる。〉(阿比留氏)

 いやはや「大阪地検の護憲派が朝日と結託」とか、こんな妄想論説委員を抱えていて産経新聞は大丈夫なのか。

 他にも、「WiLL」には、トンデモ国会恫喝でネトウヨ根性を満天下に知らしめた自民党・和田政宗議員も寄稿。〈書き換えが判明するまでの過程においては、徹底調査を命ずる官邸・自民党と隠ぺいを図ろうとする財務省官僚との攻防、そして私と朝日新聞との攻防がありました〉などと書いていた。

「私と朝日新聞との攻防」って、和田議員は朝日のスクープを「全く別の決裁文書の調書を比較した可能性がある」などと誤報扱いして大恥をかいただけじゃないか。しかも、この間の改ざん発覚の経緯を「徹底調査を命ずる官邸・自民党と隠ぺいを図ろうとする財務省官僚との攻防」に変換してしまうのだから、歴史修正主義者の脳みその回路にはただただ呆れ返るばかりだ。

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