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元大関・把瑠都出演でも話題!LGBTの日常を描いたドラマ『弟の夫』が放送!原作者の田亀源五郎が訴える“無自覚な差別”

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再放送される『弟の夫』(NHKオンラインより)


 本日の夜10時より、佐藤隆太と元大関の把瑠都の出演するドラマ『弟の夫』(NHK BSプレミアム)で放送される。

 この作品は田亀源五郎氏による漫画の実写化。シングルファーザーとして子育てに奮闘する弥一(佐藤隆太)のもとに、ある日突然、弥一の双子の弟・涼二の結婚相手であると称した謎のカナダ人・マイク(元大関・把瑠都)が訪れ、不思議な同居生活が始まる、というストーリー。

 この作品は「同性愛」というある種センセーショナルに捉えられがちな題材を描きつつも、登場人物たちの日常は穏やかだ。その根底には「家族とはなにか」「多様性とはなにか」「人と人が理解し合うということはなにか」という普遍的なメッセージが流れている。

 それは、自民党の改憲草案が提示する「家族条項」が象徴するような「家族とはこうあるべし」という押し付けが激しくなっている現状への静かなアンチテーゼであり、『弟の夫』はそんな状況の「いま」だからこそ多くの人に届くべき作品である。

 本サイトでは、このドラマ化決定のニュースが流れた際に、田亀氏のエッセイ集『ゲイ・カルチャーの未来へ』(Pヴァイン)とともに、『弟の夫』を紹介する記事を配信している。ここに再録するので、是非読んでほしい。より一層深くドラマを楽しむことができるはずだ。
(編集部)

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