RHYMESTERのMummy-DもJASRACの姿勢に疑問を投げかける
JASRACの音楽文化への向き合い方について疑問の声をあげるミュージシャンは少なくない。たとえば、9月6日放送『バラいろダンディ』(TOKYO MX)では、RHYMESTERのMummy-Dが、そもそもJASRACの法人としての姿勢自体に文化振興に対する真摯な思いが感じられないと語っている。
「JASRACっていうのは、たいていアーティスト全然好きじゃなくて。アーティストのことを考えてくれてるというよりは、なんか、自分たちのためとかなんじゃないの? 音楽を盛り上げていくことを考えてやってくれてるの? どうなの?って感じがすごくする」
上映権使用料のパーセンテージに関する情報や、支払い者を映画館に変えるといった重要な部分を知らせないまま坂本氏のコメントを取り、それを組織のために利用した、もはや詐欺といってもいいJASRACのやり口を見ていると、「アーティストのことを考えてくれてるというよりは、なんか、自分たちのためとかなんじゃないの?」という言葉が重く響く。
今回の坂本氏に関する一件は、JASRACがアーティストの権利を単なる徴収の口実にしているだけで真剣に考えていないことを改めて再認識させた。この調子ではJASRACはこれから先も批判を浴び続けるだろう。
(編集部)
最終更新:2018.10.18 03:56