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『モーニングショー』で田崎史郎と玉川徹がバトル! 安倍首相のステルス街宣をトンデモ擁護する田崎に玉川が敢然と反論

安倍首相のステルス街宣を擁護し、国民を批判する田崎史郎

 まったく玉川氏の言う通りで、政治家、それも時の総理大臣たるもの、有権者からの不満の声を恐れて演説場所を隠すなどというのは、ようするに、民主主義が立脚する言論の価値を完全に否定する行為。ところが、突っ込まれた田崎氏はこんな詭弁を弄して、安倍首相をひたすら擁護しにかかるのだ。

「そういうふうに周知するっていう意味合いはあるんですけど、さきほど言われたように、こういうふうにこう、大衆的なね、反対が行われるっていうのも異例な事態なんですよ。僕が見る限り初めてですよ。だから、選挙妨害とは申しませんけども、それに近い形でこういうことが行われるのはね、いいことなのか悪いことなのか」

 出た。「選挙妨害とは言わないが」とエクスキューズしつつ、暗に選挙妨害であるとして批判の声を攻撃するいつもの手口だ。実際、田崎氏は例の「こんな人たちに」発言の直後にも、同番組に出演して「そこで反対してた『安倍さん辞めろ』と言っていた人たちには、多様性があったんですか?」「批判する側も安倍さんの意見もある程度受け入れる、発信を認めるかたちにしていかないと民主主義は成り立たない」などとほざいていた。

 ようするに田崎氏は、最高権力者である首相と一般の国民との圧倒的な立場の違いを意図的に無視し、安倍首相に対して批判の声をあげる人々を、あきらかに「多様性を排除する無法者」扱いしているのだ。しかし玉川氏は、田崎氏のこうした印象操作に対して、こうキッパリと反論した。

「これね、安倍さんがヤジに弱いんだと思いますよ。僕はそう思いますよ。国会だって、党首討論とか見ても。ヤジ出ますよそりゃ。ヤジが出るとすぐに答弁止めて、そんな『みなさんヤジなんかやめてください』って言わないじゃないですか、他のいままでの総理だってそんなこと。ヤジありますよ、国会なんだから。(安倍首相は)そういうふうなことを言われるとすぐに(答弁を)止めて、ヤジしている人の批判ばっかりしてるでしょ。だから、安倍総理がとくにヤジに弱いから、だからヤジなんかが出るとまた、こういう(「こんな人たち」発言)ふうなこと言ってしまいかねないから、まわりがステルスせざるをえないってことなんじゃないんですか」

 たしかに、安倍首相は国会で野党議員の発言時にヤジを飛ばしておいて、自分がヤジられたら「やめてください」などとヒステリックに叫び、速記を止めさせようとする。つまり、問題はヤジそのものではなく、そこから逃げて、ヤジを出させまいとする首相の姿勢なのだ。だが、この極めて当然な指摘を受けた田崎氏は、明らかに不機嫌な表情を浮かべながら反論。ほとんど恫喝するような口調で必死に問題を矮小化しようとする田崎氏に、玉川氏も堂々と応じ、論戦はヒートアップしていった。

田崎「『安倍やめろ』っていうああいうやり方が正しいと思われてます?」
玉川「両方ともあっていいと思いますよ、僕は。あっていいと思います、ヤジも。だって国会でヤジ認めてるのに、一般の大衆ヤジ認めないなんておかしいじゃないですか」
田崎「だからこういう多くの人がこられてやるやり方が、正しいと思われてるの?」
玉川「いや、それは組織動員とかだったらどうかなと思うけど、一般の人でも安倍総理のやり方に対しておかしいと思ったら、目の前にいたら『おかしいじゃないか』っていうふうな人が出てくるのは自然だと思う」

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