衆議院議員「義家弘介」OFFICIAL WEB SITEより
ついにこの国は独裁国家であることを隠さなくなったらしい。本日行われた参院農林水産委員会で、義家弘介文科副大臣からとんでもない発言が飛び出したからだ。
現在、加計学園問題に絡んで、前川喜平・前文科省事務次官の「文書は本物」とする実名証言につづき、複数の現役文科省職員らによる証言が出てきているが、なんと義家副大臣は証言者への「粛清」を口にしたのだ。
「一般論として告発内容が法令違反に該当しない場合、非公知の行政運営上のプロセスを上司の許可なく外部に流出されることは、国家公務員法違反になる可能性がある」
つまり、義家副大臣は「証言者や内部文書を流した者は国家公務員法違反で報復するぞ」と、国会で恫喝したのである。
前川氏には「現役のときに言え」(安倍首相)と言い、現役の職員が証言すると「実名で顔を出して言え」(松野博一文科相)と言い、「告発はマスコミにではなく私に届けろ」(義家副大臣)と言い、挙げ句は「証言したり文書を流したらどうなるかわかっているのか」と脅す。結局、現在行われている「徹底調査」とやらは、新たな告発者潰しでしかないのだ。
しかも、義家副大臣は「文科省現職職員が公益通報制度の対象となるためには、告発の内容が具体的にどのような法令違反に該当するのかを明らかにすることがまずは必要」とも述べ、不正行為の告発者を守る「公益通報者保護法」は適用されないと断言した。