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昭恵夫人が官邸代理人ジャーナリスト・山口敬之に「いいね」! コメントのデタラメが次々露呈している中で

昭恵夫人が官邸代理人ジャーナリスト・山口敬之に「いいね」! コメントのデタラメが次々露呈している中での画像1
安倍昭恵オフィシャルサイトより


 100万円寄付疑惑にくわえ、籠池泰典理事長からの手紙と総理大臣夫人付・谷査恵子氏の回答FAXが出てきたことで土地取引への関与があきらかになった安倍昭恵夫人。籠池理事長の証人喚問が行われた3月23日に自身の関与を否定したコメントをFacebookに投稿して以来、昭恵夫人は沈黙したままだが、一昨日、こんな動きがあった。

 それは、安倍応援団の御用ジャーナリスト・山口敬之の投稿に、なんと昭恵夫人が「いいね!」していたのだ。

 山口は投稿したその文章で寄せられるコメントについて、〈私は言葉で仕事をしているので、薄汚い言葉が大嫌いです。苛烈な誹謗はいずれ本人に返ってくると信じています〉などと綴っていた。いままさに窮地に立たされている昭恵夫人だが、疑惑の追及を「苛烈な誹謗」だとでも捉え、共感したのだろうか。だとしたら、どこまで「ゆるふわ総理夫人」なのだろう。

 だいたい、山口といえば連日テレビに出演し安倍政権擁護を繰り返している人物。しかも、ネトウヨによるデマであることが確定した辻元清美議員への流言をテレビで垂れ流し、「辻元さんもなかった証明をしなさいよ」(フジテレビ『Mr.サンデー』3月26日放送)などと得意気に振りかざしていた。フェイクニュースを拡散した山口にはジャーナリストを名乗る資格はないが、このタイミングで山口に「いいね!」とエールを送る昭恵夫人もどうかしていると言わざるを得ない。

 そして、山口が辻元議員へのデマを根拠に“昭恵夫人も辻元議員もどっちもどっち”などと矮小化したことが象徴的なように、山口による「解説」なるものは、完全に「官邸の広報」でしかない。

 たとえば、3月29日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)では、谷氏が籠池氏に送ったFAXについて、「『非常に完璧な答えだったよね』というのが内閣府と官邸の受け止めなんですよね」と発言。籠池理事長を「クレーマー」「めんどくさい方」と呼び、谷氏の回答は「丁重なお断りの文書」「危機管理としてはギリギリの線で非常にいい文章を書いたと言われている」などと話した。官邸同様、山口は「谷氏の回答は丁重なゼロ回答」という印象付けをしたわけだが、このとき、山口は同時にこんな“嘘”をついた。

「このFAXの前に籠池さん側と安倍事務所は講演のキャンセルをめぐって非常にトラブルになっていたんです。ですから籠池さんから安倍昭恵さんにお願いの電話がきた留守電を、昭恵さんはめずらしく無視している。返信していない。だからこそ籠池さんは封書でこの問い合わせをして、その返信がこのFAXだと」
「昭恵さんに(留守電を)無視されたから、しびれを切らした籠池夫妻側が返事がほしくて、(手紙を)夫人付に送りましょうということになったということですね」

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