左・堀江貴文『むだ死にしない技術』(マガジンハウス)/右・大島薫『ボクらしく。』(マイウェイ出版)
今日発売の「週刊文春」(文藝春秋)2016年12月15日号で、ホリエモンこと堀江貴文の熱愛ゴシップ記事が掲載された。
しばしばモデルやタレントなどとの熱愛が報じられる彼だが、今度の相手はカリスマ「女装男子」として有名な大島薫。記事ではほんの少ししか触れられていないが、大島は性転換手術も、女性ホルモンの投与も受けていない、いわゆる「ノンホルノンオペ」の状態でAV「女優」としてアダルトAVメーカーと専属契約を結ぶという異例の経歴をもつ人物だ。
しかも、記事では、ホリエモンが元有名女性アイドルグループに所属していたAと大島薫で3Pをしていたこと、その詳細が日付を特定されるかたちで明らかにされている。
ふだん、ホリエモンの新自由主義思想には批判を繰り出している本サイトだが、この“熱愛報道”には好感をもった。既成概念にとらわれないホリエモンのこと、恋愛においてもジェンダーを乗り超えて、新しいかたちのエロスを追い求めたのだろう、と。
しかし、ホリエモン、そのわりには今回の一件ではどうも逃げ腰になっている。「相手が男性か女性かとか関係ないじゃん」みたいないつもの堀江節をきかせてくれると思ったら、「文春」の取材には一切答えず、電話を切ってしまったらしい。
一方、大島は直撃にとまどいながらも「同性でも愛情はある」と言い、ホリエモンとのセックスや3Pをはっきりと認めていた。
当然だろう。彼にとっては何ら恥ずべきことでもないからだ。当サイトでは以前、大島のエッセイ集『ボクらしく。』(マイウェイ出版)を取り上げ、大島がどんな考えをもち、そしていかなる努力でジェンダーの壁を越えようと挑戦してきたかを紹介したことがある。ここに再録するので、この機会に大島薫とはいかなる人物か、是非とも知ってほしい。
(編集部)
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性転換手術などは受けておらず、タマもサオもある。女性ホルモン投与もしていないし、豊胸手術もしていない、「男性」だけれども、AV「女優」。しかも、及川奈央をはじめ伝説的な女優も在籍し、現在でも友田彩也香・桜井あゆなど人気女優が在籍する大手AVメーカー「KMP」で専属AV女優契約をしていた「男」がいる。