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「死ぬまでSEX」特集を「セクハラを生む」と批判した朝日新聞に週刊ポストが反論!「朝日こそセクハラ」

 一方、問題の「週刊ポスト」である。16年12月9日号には「朝日新聞」に向けてこんな檄文が掲載されていた。少し長くなるが全文を引用する。

〈11月15日、朝日新聞(夕刊)に〈おじさん、勘違いやめて〉と題された記事が掲載された。
 記事中では本誌大人気特集『死ぬまでSEX』を読んだ若い女性たちが〈こんな記事が出るから、セクハラが減らない〉〈男性向けに、いいように書かれている〉〈若い子がおじさん好きとは限らない〉などと言いたい放題。まさに、このシリーズ企画を「キモイ」とばかりに罵ったのである。
 しかし、これこそがセクハラではないか──と本誌は反論したい。
 人間は何歳になろうと生き生きと自由に恋をする権利を持っている。“人権意識”の高い朝日新聞なら当然うなずくところだろう。にもかかわらず、この記事からは「いい年して」「ジジイが恋やセックスをするなんて……」という差別意識が伝わってくる。
 高齢化社会が進むなか、中高年男性が残りの人生をより豊かに、勇気を持って生きられるように──その一助となるべく、本誌はこの『死ぬまでSEX』を掲載し続けている。どんな批判を浴びても「読者ファースト」の情報をお届けするつもりだ。
 実際、編集部には中高年読者から「女性との素晴らしい出会いがあった」「ポストの記事が自分の“壁”を壊してくれた」などと喜びの声も届いている。
 本誌は今週も自信を持って、世の男性のために『死ぬまでSEX』をお届けする〉

 この後、8ページにもわたり延々と「死ぬまでSEX」記事が続く。今週は「不倫」にフォーカスした号のようで、「「不倫」は罪だがナニは立つ」とサブタイトルを打ち(もちろん『逃げるは恥だが役に立つ』のパロディだ)、「1万4100人調査で判明した衝撃データ「40代女性の19%に浮気相手がいる」」や「人気AV女優が語る「不倫」これが私の生きる道」といった記事が掲載されていた。

 彼らをここまでムキにさせた「朝日新聞」記事とはいったいいかなるものだったのか。

「死ぬまでSEX」特集への疑義を叩きつけたのは、先ほどの「週刊ポスト」の檄文にもある通り、先月15日付「朝日新聞」夕刊に掲載されていた連載「オトナの保健室」である。この連載は、セックスレス、不倫など、性愛に関する問題について匿名の女性が意見をぶつける座談会形式のコーナー。そして、15日付夕刊でのテーマが「死ぬまでSEX」特集についてであった。

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