そう、この女性、なんと“文春砲”を擁する文藝春秋の社員だったのである。しかも、現在は広告関係のセクションで働いているが、かつては「週刊文春」にも所属していたという。
「写真を見てすぐにわかりました。Aさんは編集者としてもすごく優秀で、『CREA』で長く編集者をつとめていましたし、一時は『週刊文春』で連載班のデスクをしていたこともある。たしか当時は、村山由佳さんの不倫小説『ダブル・ファンタジー』を担当していたんじゃないですかね。旦那さんも月刊『文藝春秋』のナンバー2として知られ、“将来の『週刊文春』編集長”の呼び声も高い人物です」(文春関係者)
今さら説明するまでもないが、「週刊文春」といえば、今年初めベッキーとゲスの極み乙女。川谷絵音の不倫をすっぱ抜いたのを皮切りに、宮崎謙介衆院議員(当時)の妻出産直前不倫スクープでは宮崎氏を議員から引きずりおろし、中村橋之助と京都芸妓の不倫密会、小倉優子の夫・菊池勲とタレントの馬越幸子、とにかく明るい安村、そして評論家の荻上チキに至るまで、数々の有名人の不倫を暴き続けてきた。まさか、その編集部にいた女性編集者がW不倫をしていたとは……。
しかも、A さんが浦沢との関係を深めたのも「週刊文春」絡みだったといわれている。「週刊文春」には、「青春ロック」という有名人がロックの思い出を語るSony Musicとのタイアップ連載企画があるのだが、昨年秋に、浦沢がこのコーナーに登場。ボブ・ディランについて語っている。この企画の担当が、広告セクションいるAさんだったらしいのだ。
「面識は数年前からあったようですが、この去年のタイアップ企画がきっかけになって、二人は急速に親しくなったようです。今年1月から始まった浦沢直樹展でも、Sony Musicが共催する形で、『ボブ・ディラン 聴いて歌って描きまくる』というイベントが開催されたんですが、これもAさんがつないだもののようです」(前出・文春関係者)
まさに「公私混同」と言われてもしかたのないW不倫劇。この報道に文春社内は凍りつき、厳しい箝口令がしかれているという。それも当然だろう。本サイトでも指摘したことがあるが、“文春砲”で注目を集めている文春がいま一番警戒しているのが、社員の不祥事発覚、とくに不倫スキャンダルだったからだ。
「出版社の社員の不倫なんて、これまでなら別に珍しい話でもなかったですし、会社も鷹揚だったんですが、『週刊文春』の不倫報道があれだけ注目を集めると、話が違ってくる。他媒体に『文春社員が不倫』などと暴かれかねないと、すごく警戒感を強めていました。『週刊文春』編集部では、身辺に気をつけるよう全スタッフに注意したくらいです。それが、この大物漫画家とのW不倫という超ド級のスキャンダルでしょう? 幹部は何を書き立てられるか、と戦々恐々のようです」(前出・文春関係者)