これに対して、キムタクも「おまえ、言い過ぎんなよ」「自分の部屋あるけど、書斎みたいな感覚じゃないし、まずいない。自分の物を置いとくスペース」と返すなど、結婚後に香取が家に遊びに行ったのは明らかだった。
しかも、観覧したファンの情報によれば、放送ではカットされたが、収録中、香取はこのときキムタクの娘と遊んで、ラブレターをもらったという話もしていたという。
いずれにしても、香取は木村と不仲どころか、結婚後も家に招かれるような関係だったのだ。それが「15年前に壊れていた」なんてことを言うはずがないだろう。
では、「週刊文春」はなぜ、こんなデタラメな情報を掲載したのか。実は、「文春」に情報を提供したのは、その記事で、5人に面談し、説得にあたったと書かれていたジャニーズ事務所顧問・小杉理宇造氏当人らしい。
「文春は今年初めの独立騒動のとき、小杉氏からアプローチを受け、インタビューを掲載しているんですが、以来、ずっと小杉氏をネタ元にしているようなんです。今回の記事も、コメントしているのは『ジャニーズ事務所幹部』ということになっていますが、すべて小杉氏当人のようです。まあ、記事を注意深く読めば、そんなことは丸わかりですが」(芸能関係者)
小杉氏はもともと音楽プロデューサーだったが、途中からメリー喜多川副社長の懐刀的存在として、ジャニーズのさまざまなスキャンダル潰しに暗躍してきた人物。たとえば、中森明菜が近藤真彦との交際中に自殺未遂を起こした際、ジャニーズ事務所がかなりえげつないかたちで、明菜潰しを行っているのだが、その中心になったのがこの小杉氏だった。
「小杉氏は入院中の明菜をメリー氏とともに説得して所属事務所の研音から独立させて、自ら社長になった新事務所に所属させ、近藤から隔離、そのうえで破局後に新事務所から手を引いて明菜を置き去りにしてしまったんです。そんな小杉氏が仕掛けている情報だとしたら、今回の文春情報も当然、裏があると見るべきでしょう」(前出・芸能関係者)
今回、小杉氏が「15年前に壊れていた」という香取らの発言をでっちあげたのはおそらく、SMAPの関係が壊れた本当の理由を隠したかったからだろう。これまで説明してきたように、SMAPのメンバーの信頼関係、キムタクと香取、草なぎの関係はつい最近まで壊れてはいなかった。それが決定的に破綻したのは、やはり、昨年末から今年にかけての独立騒動で、キムタクが裏切ったことが原因であることは明らかだ。
とくに、2人が我慢ならなかったのは、裏切りそのものよりも、4人が残留を決めた後、『SMAP×SMAP』での公開謝罪で見せた木村の態度だったという。