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報道圧力団体「視聴者の会」公開討論でリテラが安倍首相との癒着を徹底質問! 上念司と小川榮太郎が珍回答を連発

上念 僕は本買ってもらったことないですよ、一回も。

――違います。これは「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」という下野時の運動の発起人をやっていました。簡単に言えば、安倍晋三氏を総理にしようとしてきた人たちだと言えます。特に小川さんに至っては、本を数百万、もしくは何刷りもしてるからもっと買ってもらっているんですよ。これはいわゆる便宜供与といいますか、ようするに安倍氏を応援することによってお金をもらっているわけですよね。こういった方が事務局長を務めている団体が、先ほど討論で「客観性」だとかおっしゃってましたけど、担保できるとは私には思えません。その点についてお伺いしたい。お願いします。

小川 えっと、まず、私のあの本は安倍総理のことを書いた本ではありません、安倍“元”総理のことを書いた本です(会場、軽くざわめく)。安倍さんが、まったく総理大臣になる可能性がなかったときに書いた本ですよ。

――でも総理大臣にしようとしていたじゃないですか。

小川 そうですよ? なる可能性がない人を(総理に)しようとしたときの本でしょ? だからね、利益供与とか便宜供与とか言うけど、私ね、誰が何冊買ったかなんか著者は知らないよ!
 でね、私は彼のことを非常に賞賛した本を書いた。そしたらね、このあいだ吉永小百合さんのことを沢山書いたらね、吉永さんのファンクラブか何かがたくさん買うでしょ。私の本も多くの方たちが、後で聞くところによると1000冊、2000冊単位で買った方が他にも沢山いると聞いております。
 で、誰がどうかってことは、私は著者としては別に誰に何冊買ってもらうために書いているわけじゃないんで、関係ない。それから、この活動に対して私自身がかつてどのような本を書いたか、関係ない。この活動の中身、たとえば毎日、検証報告をあげています。このあげている検証報告で、判断してもらう。活動いちいちで判断してください。
 だから、なんというのかな、たとえば朝日新聞のことを私が批判するとしたときにね、あの、新聞記事や社説そのものを批判します。別にね、どの記者が誰と飯食ったとかね、何冊誰に本を買ってもらった? くだらない!!

――あ、じゃあ内容についておうかがいします。活動内容についてです。たとえば、「視聴者の会」さんは、夜のニュース番組だけ、『(NEWS)23』ですとか『報道ステーション』、それだけをとって賛否の時間的な「公平性」を訊いている。でもこれ、おかしいじゃないですか。なんでワイドショーや朝の情報番組は調査しないんですか。たとえば……

上念 コストかかるからだよ(笑)。

――聞いてください。たとえばですよ、昨年の9月4日の『情報ライブ ミヤネ屋』だと、こういう発言がありました。これは、日本テレビ報道局解説委員で政治部副部長の青山和弘さんの話。このとき安倍首相が生出演したんですけども、そのとき青山氏はこういう風に言いました。

「たとえばこのあと、この法案が廃案にされては困りますので、うまくこう、巻き込んでいく。その努力の姿を見ていく必要がありますよね」

 これ、完全に安倍政権のほうを向いているじゃないですか。こういったものを(視聴者の会が)意図的に無視しているのかはわかりませんよ? わかりませんからあえて聞きますよ。これは(討論の中で)先ほど言っていた「問題のある偏向報道」「問題のある印象操作」、これじゃないんですか? どうですか。

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