インテリぶった新自由主義者に対して「鈍重」とは逆説的に聞こえるが、まさに本質を突いた表現と言っていいだろう。
しかも、これはネットの堀江信者だけではない。前述したように、実は当のテレビ局も今回はたいして「自粛」なんてしていない。日本テレビは、未明にマグニチュード7.3の「本震」が発生した16日(土曜日)の昼に早くも『メレンゲの気持ち』を放送していたし、他局でも翌日にはお笑い芸人たちがひな壇で騒ぎ立てるバラエティがほぼ完全に復活した。
実は、テレビ局の連中も、たんに空気を読んでいるだけで、本音はホリエモンやネットのネオリベ連中と同じ、「地震でなんでおれたちが自粛しなきゃいけないんだ?」などと考えているのではないか。そう考えると、背筋が寒くなるのである。
(宮島みつや)
最終更新:2016.04.19 11:12