シングル「唇にBe My Baby」(キングレコード)
昨年は、12月9日に発売されたシングル「唇にBe My Baby」の初週売り上げが90万5490枚の売り上げに終わり、11年5月発売「Everyday、カチューシャ」以来21作連続で更新し続けてきた初週ミリオン突破の記録が遂に途切れたことも話題となったAKB48。
姉妹グループのSKE48とHKT48は紅白歌合戦の出場を逃し、また、レコード大賞の受賞もならなかった。「AKBブームももう終わり」と毎年のように言われながらも、しぶとく生き残り続けてきたAKBだが、いよいよ危険水域に入ってきている。
そんな状況下、AKB運営の懐事情が寂しくなってきたことを伺わせる、あるエピソードが話題となっている。現場で出る食事がケータリングから弁当に変わったのだ。
「なんじゃ、そりゃ?」と拍子抜けした読者も多いと思うが、かねてからAKBグループの握手会現場などでメンバーに提供されるケータリングは豪華なことで有名だった。過去には、ラジオの生収録の休憩で名店「銀座 久兵衛」の寿司がふるまわれていたこともあり(HPによるとその額なんと8人前で22万円!)、そこまで豪勢でない時でも、ステーキから、焼き鳥やお好み焼きまで、バラエティ豊かな食事が提供されていた。
それが、先日、2月7日に幕張メッセで行われた写メ会からお弁当に変更。ランチの時間帯にメンバーのSNSで投稿されるお昼ご飯が、これまででは考えられない貧相なお弁当に変貌しており、ファンからは驚きの声が漏れた。この昼食の変更は一過性のものではないようで、11日に行われた握手会の舞台上ではメンバー自らケータリング廃止の件に触れ、「経費削減?」との言葉も発せられている。
実は、昨年12月20日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で、2代目総監督の横山由依が「(売り上げ1位になってもボーナスは)ないんですよ。会社からはまったくないし、なんなら経費削減みたいな感じで」「最近、切り詰めてAKBやってるので」と発言しており、かねてよりAKB運営の台所事情のまずさは噂されてきてはいたが、その経費削減がついに表にも分かるように出てきたかたちだ。