山口智子オフィシャルサイトより
【女という幻想をぶっ壊す!本音情報サイト-messy /メッシーより】
2016年、女性誌の変化が目覚しい。マガジンハウスの「ku:nel(クウネル)」は、03年の創刊以来はじめてのリニューアル。1985年から87年まで「Olive」編集長を務め、「an・an」「GINZA」の編集長を歴任した淀川美代子が新たに編集責任者となり、50代以上の女性をターゲットに……とのことだったが、1月20日に発売となった新創刊「クウネル」からは、日本の地方に住むおばあちゃんや子供、古くて安いけど丁寧で味のあるあれこれなどが完全に消え、代わりに「パリの洗練」が呼び込まれたことで、それまでの愛読者から総スカンを食らっている。
講談社の「FRaU」も2月12日発売の3月号から刷新。ライフスタイル情報メインだった同誌だが、ターゲット層を30代女性に設定し直し、ファッションページを強化するという。3月号の表紙と巻頭では“現代のファッションアイコン”として水原希子とローラが共演しアクの強い着こなしを見せている。
それにしても「FRaU」3月号でもっとも注目すべきなのは、山口智子の1万字インタビューだろう。仕事人として・母として・妻として・女として・とにかく引き裂かれまくる現代の30~40代女性たち。また、その親世代である60~70代女性は、彼女たちの懊悩や奮闘をハラハラしつつ見守り、どこか「まだ子供」つまり「かわいい娘」として扱っているところがあると思う。しかし山口の力強いメッセージ、迷いのない言葉たちは、その両方に絶対に届くはずだ。一部を紹介したい。
最終更新:2016.02.12 05:18