先週発売の「女性セブン」(小学館)12月17日号は、膳場アナの降板を報じたうえ、膳場アナがTBS報道局幹部から「来年3月をもって専属契約を終わりにしたい」と告げられた際、出産を理由にされていたことを明かしている。
「女性セブン」の記事では、膳場アナはほかの幹部からも「生まれてくる赤ちゃんのためにも、キャスターの仕事はやめたほうがいい」などと説得を受けたとある。一方の膳場アナは出産後の来春には復帰を、と考えていたといい、実際、広告代理店に勤める夫は「1年間の育児休暇まで申請していた」らしい。まさに膳場アナにとっては〈契約打ち切りの通告は事前の相談もなく、まったくの寝耳に水〉状態だったという。
そのため、膳場アナは出産、育児を理由に、降板に追い込まれないようぎりぎりまで番組に出演を続け、産休前の最後の出演でこう語ったのだ。
「かなりギリギリの時期までニュースを伝えてきましたが、またこの番組に戻ってお目にかかれる日を楽しみにしています」
しかし、TBSはその復帰を既成事実としないために、嘘情報をリークしたというわけだ。
しかも、ここにきて、TBSはマタハラとの批判を回避するためか、「岸井、膳場の降板は(圧力でなく)予算削減のため」「視聴率が悪いのにギャラが高い」などというカウンター情報も出し始めた。
膳場アナには、自民党の不当な報道圧力をこれ以上強めないために、そして、同じようなまたハラで苦しんでいる女性のためにも、ぜひ、なんとか抵抗して、キャスターを続けてもらいたい。
(伊勢崎馨)
最終更新:2015.12.08 08:10