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マイナンバー制度で「キャバ嬢」が激減する? 会社バレ、家族バレ恐れて副業キャバ嬢の3割が退職の調査結果

〈お客のアンケートを取るわけではないが、キャストが新規のお客には必ず職業を聞く(会話のきっかけをつくるためでもある)ので、いまどのような業界の人が多いのかがわかるのだ。
 これは暴力団関係者の入店を防ぐ意味もある。話がそれるが、キャバクラは暴力団関係者の入店を認めていない。外見でハッキリわかるお客はフロント(入り口)でカット(拒否)する。しかし、外見で判断できず入店を認めてしまった場合、キャストとの会話の中で明らかになることがある。こうしたケースではキャストが担当に客の身分を告げ、店長が「店が混んできたので長くいるお客さんには一度退店をお願いしている」というような「理由にならないような理由(何でもいい)」をつけてお引き取り願う〉

 かつて、新宿駅東口アルタ脇から歌舞伎町一番街につながる靖国通りまでの100メートルほどの小道を「スカウト通り」と呼んでいた時期があった。それだけスカウトマンで溢れていたわけだが、今ではそのような光景は見られない。05年以降、迷惑防止条例が改正され、おおっぴらにスカウト行為を行うことはできなくなったからだ。でも、優秀なキャストを集めるためにスカウトは必須だ。なので、今ではこんなスカウト手法がとられているという。

〈そこで直接的なスカウトに代わる新たな手法も生まれている。たとえば「ネイルの初回無料サービスの勧誘」の体で声をかけ、実際にネイルサービスを経験させた上で、名刺を渡して「実は……」と切り出すというのだ。もちろんキャバクラとネイルのお店は裏でつながっている。表立ってのスカウトができなくなった分、いまはこのような回りくどいスカウトをする店も出てきているようだ。要は最終的に名刺をもらったキャストが後日店に電話をしてくれればOKなのだ〉

 このようなスカウトを介したり、もしくは同業のキャバクラ嬢同士のネットワークを使ったりで、この業界は入れ替わりが多い。キャストの平均在籍期間は3カ月〜6カ月だというから驚きだ。そのようにハイペースで人の入れ替わりがあると、外から見ると良さそうにみえたお店でも、いざ入店してみたら「前の店のほうが良かった……」というケースは往々にして起こり得る。そんなとき、「出戻り罰金」という罰金さえ払えば、キャストは簡単に前の店に帰って来られるのだという。

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