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【インタビュー】懲りないめげない山本太郎にこれからの闘い方を訊く(前)

山本太郎は安保法成立後もバカみたいに前向きだった!「懲罰委員会にかかれば本望」「まだまだやれることはある」

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ヒヤリとするようなことも、事もなげに笑いながら語る。この「勇気」に多くの人が期待を寄せる。

──いや、あまり大丈夫じゃないですよ! 司会の田勢康弘さんも目が泳いでいたし! それにしても、個別具体的な企業名だと厳しいけれど経団連までならいけるだろうとか、いつも計算して発言しているんですか?

山本 本当は、NGワードを先に教えてもらったほうがラクなんです。「これを言っちゃダメ」って、先に教えてくれたら、そこには触れないですよ。それ以外の部分を突っ込めば良いだけですから。もともと芸能界で20年やってましたから、さすがの僕でもそれはできます。でも、なぜか制作者は必ず、「何を言っていただいても結構です」と説明をするんです、だいたいの場合。たとえば日テレのワイドショーは、「うちはそういうのはないですから! NGワードとかないですし!」って必死でした。

──日テレは思いっきりありそうですけど(笑)。

山本 訊いてもないのに言ってくるんです(笑)。「制約は一切ございません」って。そういうことを一生懸命言いながら、不都合な発言でCM入ったりするんです(笑)今回のテレ東はホトンド切らずに喋らせてくれました。
 たとえば(参院特別委の)質疑のなかでも出した、2012年につくられた第三次アーミテージ・ナイレポートでは、原発の再稼働やTPP参加、特定秘密保護法の施行、そして武器の開発・輸出といったことが書かれている。いま安倍政権が行おうとしていることって、そのまんまこれの完コピじゃないか?っていう。でも、この報告書を書いた人たち(アーミテージ元国務副長官とジョセフ・ナイ元国防次官補)が来日したときの講演は、日本経済新聞社が後援なんですよ。つまり、テレ東ですよね(笑)。しかもきょうの番組でもこの話、取り上げましたからね。そもそも、テレ東さんがつくってくれたフリップにも「経団連」って言葉は入っていたんですよ。
 制作サイドと司会者の心意気に感謝です。

──参院本会議での投票時、山本さんが叫んだ「アメリカと経団連にコントロールされた政治家は辞めろ!」という言葉ですね。ほかの番組だとそこはカットして、「外の(反対デモの)声が聞こえないのか」という部分からしか流していなかった。

山本 だからあの番組、すごいっす。テレ東はよく「空気を読まない」って言われますけど、そういう点で僕との共通点を感じました。だいたい、僕を出演させるって(笑)あれが最後のテレ東の出演になるかもしれない(笑)。

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