投稿写真掲載の流れはいたってシンプル。〈コンビニなどで雑誌を購入した投稿者が、「彼女のエッチな画像を観てほしい」とか、「雑誌に載せてほしい」という思いから、映像や写真を編集部に送り、それに目線を入れて雑誌に掲載する〉というもの。そのための編集部員の仕事はというと、まずは企画会議で〈紙面の割振りや付録DVDのネタ集めの内容〉や、〈紙面と連動した撮り下ろし企画〉を決める。そして、〈投稿ビデオの中から、選りすぐりの動画をピックアップし、映像を編集部で編集し、モザイクを専門の業者に依頼〉するほか、撮りおろし企画も撮り、この作業には約2週間を費やす。
一方の紙面は、ラフを描き、原稿を書いたのち、デザインをデザイナーに発注。雑誌の特性上、最も配慮すべき作業は、〈目線を入れたり、性器にモザイクを入れる〉こと。なんとこの作業、〈編集者の手作業〉だといい、〈編集部員が玉からサオまで念入りに〉モザイクを入れ、目線も入れるという。〈「女優さんではなく素人さんなので、万が一目線が漏れたら極端な話、性器よりマズいことになってしまいます(中略)目線の漏れは、雑誌がなくなるぐらいの一大事〉と、菅野氏の取材に対し同誌編集長が答える。
そして、一番気になるのは、そんな素人女性たちの素性だ。まず、女性自ら投稿するのではなく、〈掲載にあたっては、女性の許可も取ってもらいますが、投稿写真自体は基本的に男性が送ってくるケースがほとんど〉ということを前提に、編集長が、〈「エッチが好きな人たち」「貪欲な女性」「知的な職業や固い仕事に就かれている女性の方が多い」「医者とか、画稿の先生、公務員」「インテリな職業の方はなぜか投稿のような変態チックなことにも積極的」「年齢層としては、18歳から70歳まで」〉と事もなげに答える。
となると、疑問に思ってしまうのは、パートナーから“ハメ撮り写真投稿”なんて過激な提案をされて、それにOKする女性が一体どこに潜んでいるのか?ということ。『エッチな現場を覗いてきました!』を読み進めていくと、なんと、菅野氏は取材している間、実際に素人女性が撮影している模様を目撃したという。
インタビュー中、〈東京観光中にムラムラと発情してしまったという地方在住の水泳インストラクター・ユリさん(仮名)と投稿者の男性・スクリーマーさん(仮名)〉が、突然編集部を訪問。そしてそこから突如、オフィス内で酒池肉林の撮影が始められたというのだ。