井上たかひろ公式サイトより
「マスコミを懲らしめろ」「スポンサーにならないのが一番」「経団連に働きかけをしてほしい」
自民党の勉強会「文化芸術懇話会」で飛び出した言論弾圧発言は、いま、読み返しても、愕然とさせられるものだが、その発言者のひとりが福岡一区選出の井上貴博衆議院議員。安倍首相の強い推薦で2012年の総選挙に初出馬した典型的な安倍チルドレンだ。井上議員は同会で大西英男議員の「マスコミを懲らしめる」「経団連に働きかけをしてほしい」発言を受けて、意気揚々とこう語っている。
「福岡の青年会議所理事長のとき、マスコミをたたいたことがある。日本全体でやらなきゃいけないことだが、スポンサーにならないことがマスコミはいちばんこたえる」
さすが、こんな発言を平気でするだけあって、ここにきてその井上議員に次々とスキャンダルが浮上している。
まずは、政治資金問題。井上議員が衆議院議員として初当選した12年、寄付金1300万円を収支報告書に記載していなかったことが判明し政治資金オンブズマンのグループから、公選挙法違反容疑で福岡地裁に告訴状を提出された。
さらに、追い打ちをかけたのが、元愛人の告発だった。
「確かに私は貴博さんの愛人でした」
こんな衝撃の告白したのは井上議員の元愛人の「真央さん」だ。真央さんは現在、福岡市でホステスをつとめる現在40代前半の女性だが、言論弾圧事件を受けるかたちで「週刊新潮」(新潮社)7月16日号の取材に応じ、15年前の井上議員との愛人関係を赤裸々に語っている。しかもそれはDVも伴う壮絶なものだった。