「フライデー」(講談社)のWEBサイト「FRIDAYデジタル」より
AKBのメディア支配はまだ続くのか。あるいはこれが「終わりのはじまり」になるのか──。 昨日、本サイトでお伝えした、元AKB48メンバー・米沢瑠美のヌードを掲載した「フライデー」をめぐる騒動。AKBの運営会社・AKSが、元メンバーを取り上げないよう御用メディアに通達していたにもかかわらず、その禁を破った「フライデー」(講談社)に激怒。講談社が発行している人気メンバーのフォトブックをはじめ、メンバー同士が撮影した『友撮』シリーズ、そして『AKB48総選挙公式ガイドブック』などの関連書籍、「週刊少年マガジン」や「ヤングマガジン」、「週刊現代」などのグラビアや女性誌で進行しているAKBがらみの企画をすべて引き上げると通告してきたのだという。 こうしたAKSの恫喝に対し、「フライデー」および講談社は大慌て。昨日の記事では「最終的には講談社上層部が運営の抗議に屈して、全面謝罪したらしい」とお伝えした。 だが、「フライデー」は米沢のヌードグラビアを3 週にわたって掲載する予定だったという。だとすると、残りの2回はどうなるのか。AKSは当然、掲載の中止を求めているはずだ。しかし、講談社側には米沢のヌードを1回の掲載で終えてしまうわけにはいかない事情もあるらしい。
「『フライデー』は米沢サイドに数百万円単位のギャラを支払っているらしいんです。とても1回の掲載で元をとれる金額ではない」(講談社関係者) 一方、AKS側は、ブランドイメージの低下とファン離れを阻止するために、元メンバーのヌードグラビア掲載を許すわけにはいかない。しかしかといって、完全決裂して、「フライデー」が「週刊文春」(文藝春秋)並みに、AKBのスキャンダルをガンガンやってくるような状態にはしたくない。 「実際、『フライデー』は決裂したときにそなえて、こっそり主要メンバーのプライベートを張り込んで、写真を撮りだめしているという話もあるくらいです。『文春』以上のスキャンダルがぞろぞろ出てくる可能性もありますからね」(芸能ジャーナリスト) しかも、これにからんでくるのは、やはり前回も指摘したAKBの人気凋落という問題だ。