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角川もジブリも! ドワンゴ川上会長の恐るべき“ジジイ殺し”術

「(友人に川上会長を紹介されて)最初、嫌でねぇ。乗り気がしなかった。(中略)それでこの前、本人が現れたら、金髪で破れたジーパン履いて、ひどい格好で来て……」(『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ2』復刊ドットコム)

「ちょうど『コクリコ坂から』を制作していたので、『ニコ動でコクリコ坂をやってくださいよ』と言ったんです。とはいえ、僕はニコ動についてそれほど知らなかったので、ある意味リップサービスだった(笑)。すると、川上さんは『それは止めたほうがいい。ジブリとニコ動は文化が違います』って真顔で言うんですよ。その一言で、僕はさらに興味を持った」(「日経エンタテインメント!」12年5月号)

 鈴木プロデューサーは手練手管でジブリを育て上げた知略家であり、またその気難しさでも知られている。しかし、日本アニメ界の重鎮たる同氏に対して川上氏は、媚びるような態度を取らず、臆することなくモノを言う。見習いとして弟子入りした後も、例えば趣味のテニスを一緒にしたときのことを、川上氏は「週刊文春」での連載「ジブリ見習い日記 ときどきニコ動」で、こう切って捨てている。

「鈴木さんは必ず下手なくせに上級者組に入るのです。しかも30分でばててどっかいっちゃいます。でも、あっという間にラリーがうまくなったんですよね。足はまったく動きませんけど」(13年1月24日号)

 しかも、こうした生意気な口をきく一方で、川上氏は細かい気配りを忘れない。 同連載を読んでいると、こんなくだりが出てくるのだ。

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