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高市政権に媚びる山里亮太が政治ドラマ『銀河の一票』を賞賛し「あなたは真逆なのに」と批判殺到! お笑い芸人が御用化する理由

 しかも、『銀河の一票』第2話にはもっと象徴的なシーンがあった。茉莉が「誰もとりこぼさない。それが私の理想の都知事像です」と理想を語りながらも、「綺麗事かもしれませんが」と自嘲したのに対し、野呂演じるあかりは「綺麗事じゃないよ、きれいなことだよ」「きれいなことを諦めないって1番強いよ」と声をかける。この「綺麗事じゃないよ、きれいなことだよ」という言葉は後の場面でも繰り返されるが、「お花畑」「綺麗事」というリベラル批判の決まり文句に対する、明確で強い反論のメッセージといえよう。

 このドラマのプロデューサーを務めるのは、『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』そして『エルピス─希望、あるいは災い─』を手がけた佐野亜裕美氏だ。

 ドラマ好きや本サイトの読者ならご記憶だろうが、『エルピス』といえば、長澤まさみ演じるアナウンサーを主人公に、政治権力の横暴とそれに迎合するマスコミの報道姿勢を批判的に描いたドラマ。渡辺あや脚本、大根仁演出で、ドラマとしてのクオリティの高さもさることながら、実際の安倍晋三元首相の「アンダーコントロール」発言の映像もドラマのなかで流すというチャレンジングな演出を盛り込むなど、現実の安倍政権とメディアの共犯関係にも明確に踏み込んで批判するという、非常に勇気ある作品だった。しかも、佐野プロデューサーは当初所属していたTBSで『エルピス』の企画が却下されたのを、なんとか実現しようと他局に企画を持ち込みことごとく拒否されながら、6年越しで実現に漕ぎ着けたというのも有名なエピソードだ。

『銀河の一票』は、直接的に高市政権を批判しているわけではないし、高市政権が誕生するより前から企画されていた可能性も高い。しかし上述のように、ドラマの根底に、自民党を中心とした政権による弱者切り捨て政策に対する批判的な視点があることは間違いない。

 そんなドラマを絶賛する山里の投稿に「どの口が!」とツッコミたくなるのも当然だろう。

 ただ、権力に媚びているというのは山里だけの問題ではない。ワイドショーや情報番組のMCやコメンテータを務めているお笑い芸人は多数いるが、その多くが、政権に擁護的というより政権御用芸人となっている。

 とくに安倍時代は、松本人志を筆頭に、ほんこんや東野幸治、小籔千豊、ブラックマヨネーズの吉田敬、ロザンの宇治原史規など、お笑い芸人が率先して、テレビで安倍政権を擁護し、リベラル派を攻撃していた。

 そして、高市政権が発足すると、再びこうした傾向が強まり、ぺこぱの松陰寺太勇などは率先して高市政権が推し進めるスパイ防止法などの右派的な政策を後押しし、リベラル叩きに精を出している。

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