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2700万円裏金でも萩生田に反省なし! 月刊誌で被害者気取り発言、「裏金はメディアとの会食に使った」とマスコミを恫喝

 いずれにしても、萩生田氏はこうした“アメとムチ”によって、報道をコントロールしてきたのだ。

 実際、前述した統一教会の問題で途中から報道がフェードアウトしたのも、萩生田氏が新聞・テレビの番記者を通じて圧力をかけたことが影響しているともささやかれた。

 今回の裏金問題で、新聞やテレビが萩生田氏に甘いのも、政治部のなかに、情報をもらうために裏金を原資とした飲み食いに応じてきた政治記者が多数いるからではないか、と勘ぐりたくなる。

 少なくとも萩生田氏はそのことを追及封じ込めに利用しようとしているはずだ。だからこそ、裏金の使途を説明するなかで、あえて「メディアの人たちとの会食に使っていた」と発言して、恫喝をかけたのだろう。

 しかも、こうしたマスコミと政治家の癒着は萩生田氏に限ったことではない。他の政治家たちからも裏金を使った飲食接待を受けていた可能性もある。

 いまは、検察の捜査があったうえ、国民の怒りがこれだけ大きくなったため、各社とも流石に裏金問題を大々的に報じているが、追及の機運が下がったり、自民党に勢いが戻ると、とたんに報道がフェードアウトしてもおかしくない。

 いや、NHKが「裏金」を自民党の表現に倣って「還付金」と呼ぶなど、すでにその兆しが出てきている。政治家たちを野放しにしないためにも、国民は怒りの声を上げ続け、マスコミの弱腰を叱咤し続ける必要がある。

最終更新:2024.02.22 07:01

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