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岸田内閣改造で統一教会癒着政治家が入閣! 文科大臣は統一教会との関係隠し、教科書問題で灘校に圧力の盛山正仁

さらに、統一教会との関係がわかっていながら、初入閣を果たした人物までいる。

 厚労大臣となった武見敬三氏は、ジャーナリストの鈴木エイト氏が〈2013年の参院選において教団内部文書に東京選挙区の推薦候補として記載があった〉と指摘。2019年の参院選でも、演説会に統一教会関係者が関与していたと報告している。だが、自民党による「点検」結果に武見氏の名前はない。ようするに、いまだに統一教会との関係についてダンマリを決め込んでいるのだ。

 また、防衛大臣として初入閣を果たした木原稔氏は、2021年に統一教会の関連団体イベントである「ピースロード2021 in熊本」実行委員を務めていたことが判明。環境大臣で初入閣した伊藤信太郎氏も「国際勝共連合創立50周年記念大会」に秘書が出席し、会費を支出していたことがわかっている。

 しかも、看過することができないのは、文科大臣に起用され初入閣を果たした盛山正仁氏だ。

 現在、文科省の外局である文化庁は、統一教会をめぐり、来月にも裁判所に解散命令を請求する方針だと伝えられている。ところが、その文科省のトップとなった盛山氏は、よりにもよって統一教会と関係を持ってきた議員のひとりなのだ。

 実際、盛山氏は昨年7〜8月に共同通信が全国会議員におこなった統一教会との接点を問うアンケートに対し、〈統一教会とおつきあいがなかった〉と回答。ところが、自民党が同年9月に公表した「点検」結果では、統一教会関連団体の会合に出席し、盛山氏本人が挨拶をおこなっていたことを認めたのだ。つまり、統一教会と関係を持っていただけではなく、それを隠して、共同通信に虚偽の報告をおこなっていたのである。

 それだけではない。統一教会との深い関係が指摘されながら野党側が求めてきた記者会見を拒否し紙ペラ合計3枚の報告だけで逃げてきた安倍派前会長の細田博之・衆院議長が今年1月、衆院議院運営委員会の各会派代表による質疑に応じた際、盛山氏は与党側筆頭理事として出席。その会談後、盛山氏は記者団に「(野党は)なぜこれほど(統一教会問題を)争点にして聞いてくるのか、正直、疑問に感じている」と述べたのだ。

 つまり、統一教会との関係について報道機関に虚偽の回答をおこなったうえ、自民党と統一教会問題のキーマンのひとりである細田議長への追及に対しても「正直、疑問」などと言い、野党の追及が不当なものであるかのように印象付けようとした人物が、あろうことか、解散命令請求を進める省庁のトップに立ってしまったのである。

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